地域の救急医療の中枢を担い、エビデンスに基づいた世界標準の救急・集中治療を実践

施設概要

聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院は総病床数518床の地域の中核を担う急性期病院として機能しています。その中で、当救命救急センターは主に2~3次救急を対象としており、かかりつけ症例の1次救急も状況により対応しています。また当センターは特色としては、救急外来対応のみならずICU10床を有し、重症症例の集中治療管理も救命救急センターが主治医として対応しており、このことにより連続性・治療の迅速性が得られています。さらにHCU20床も有し回復期症例の退院調整まで各科との連携のもと行っております。

センター長あいさつ

横浜市西部病院 救命救急センター
センター長

聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院救命救急センターは1987年の病院開院と同時に診療を開始致しました。基本的には横浜市の3次救急医療を担う中核と認定されていますが、実際には地域の要請に応じて1次から3次迄の救急患者さんの受入を行っています。

当センターが大切にしている事は、患者さんから信頼され、満足してもらえる施設である事ですが、それを維持する為に医学教育には特に力を入れ、初期及び後期研修医・看護師・救急救命士などの育成、研究などを積極的に行っています。聖マリアンナ医科大学救急医学スタッフの協力のみならず東京ベイ浦安市川医療センターの藤谷先生にも週に1回お出で頂き、皆で楽しく最近の知見などを勉強しています。楽しく学べる環境を作ることが、患者さんに常に優しく接しながら病態を真に理解し、正しく検査や治療の方針を考えることのできる医療従事者を増やすことになり、結果的に患者さんの真の救命に繋がると信じているからです。

また、重症患者さんの救命には病院前で医療を行う救急救命士さんや地域の医療機関との連携が不可欠です。この為に当センターでは災害拠点病院としての緊急医療チーム(DMAT)や横浜緊急医療チーム(YMAT)の訓練以外にもメディカルラリーやアメリカ心臓協会(AHA)のBLS、ACLSコースを開催し、地域での目に見える関係作りも行っています。

私たちは地域医療を支える多くの仲間とともに、今後も患者さんの期待に応える為、喜びと使命感、そして誇りを持って救急医療・集中治療に専念して参ります。

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