自分が被害にあったとき、友人から相談を受けたときは、早めにハラスメント相談員(相談窓口で紹介します)に相談してください。メールや電話だけでもかまいません。面談を行う場合、相談員はあなたの話を十分に聞き、あなたの意向を尊重しながら問題解決のために対応します。
ハラスメントであるかどうか自分で判断する必要はありません。どんな些細なことでも「不快である」と感じたら、とりあえず相談してください。相談の結果、大学としての対応が必要な場合、被害者を救済するために調査委員会を設置し、すみやかに問題解決を図ります。相談や調査において、プライバシーは完全に守られますので、ご安心ください。
あなたがハラスメントの加害者にならないために
ハラスメントは「相手が望まない行為」です。ですから「これくらいならいいだろう」「相手もそう思うはずだ」という、相手に対する勝手な憶測や思い込みには注意が必要です。互いの人権や人格を尊重するということは、最も重要な人間としての基本的資質です。自分にそのつもりがなくとも、あなたの言動がハラスメントに当たり、相手はひどく傷ついているということを想像してみて下さい。あなたが、ハラスメントの加害者となったら、その後の人生に大きな禍根を残すことにもなります。
自分が被害を受けたとき
ハラスメントに遭遇したら「不快だ」、「いやだ」と、はっきり意思表示することが大切です。我慢する必要はありません。仮に、「No」という意思表示をしなかったとしても、相手の言動を容認したことにはなりません。そのような場合には、そのときの状況について、できるだけ詳しく把握するために、記録(いつ、どこで、誰から、どのようなことをされたか)をとるように心がけ、なるべく早いうちに誰かに相談してみましょう。ハラスメントは、往々にして密室で行われることが多く、立証が困難です。そのためにも出来るだけ詳しく記録を残しておくことが必要です。
友人から相談を受けたとき
ハラスメントを受けた人から相談を持ちかけられたら快く、親身になって話を聞いてあげてください。被害者は悩んだすえに、やっとの思いで相談する決断ができたのです。中には加害者からの報復や脅迫を恐れ、かなり時間がたってから相談するケースもあるかもしれません。ただし、第三者であるあなたが、その場で問題を解決しようとするのではなく、相談員の所に行くよう勧めてあげてください。状況によっては、第三者として相談員に相談することも可能です。重要なことは、あくまでも被害者の気持ちを確かめておくことです。善意であっても、相手の望まないことをすると、逆に相手を傷つけてしまう場合があります。そして何よりも大切なことは、相談された内容を他の友人や家族に不用意に話さないなど守秘義務を忘れないでください。
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