表題
さらに詳しい話をお聞きになりたい方は、施設長まで。
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★登録・教育訓練に関する質問への答え★

A1

大学院・アイソトープ研究施設(第一管理区域) および難病治療研究センター・RI研究施設(第二管理区域)を利用するには、登録が必要です。 新規の登録申請は随時受け付けています。登録申請書類は施設の管理室に置いてありますし、またホームページから ダウンロードもできます。

A2

登録申請をすませただけでは、RIは使えません。RIを用いて実験を行えるのは、法的に定められた「教育訓練」 と「健康診断」が修了してからになります。

A3

新規登録者のための教育訓練 (Aコース) は、年2回、 6月と 12月に行います。 また、継続登録者のための教育訓練(R コース)は、年1 回、2 月に行います。登録申請をした方には、教育訓練の日時、 場所などについて通知いたします。

A4

新規登録者であっても、他の機関でRIの使用経験があり、かつ、 健康診断の記録を含めた前歴証明書が提出できる方は、新規登録者のための教育訓練の一部の受講 が免除されます。

A5

登録の手続きが必要です。なお、事情に応じて、 臨時教育訓練を行うことがあります。
★施設の利用に関する質問への答え★

A6

実験前には次のことを厳守して ください。

1) 作業衣(黄衣)、スリッパ(黄色)などは、RI施設専用のものを使用。
2) フィルムバッジなどの個人被爆線量計を所定の位置に付ける。
3) RI研究施設内では、禁食、禁煙。

実験中には次のことを厳守してください。

1) 防護の3原則を守る。
距離:なるべく遠くに
時間:なるべく短く
遮蔽:間に放射線をさえぎるものを置く。
2) 実験台の上が汚染されていないことをサーベイモニターで確認し、 ポリエチレンろ紙を敷く。
3) 手に傷があるときにはRIの使用は避ける。
4) ゴム手袋やポリエチレン製手袋を着用する。
5) 手袋を着けたままで、測定機器、電源スイッチ、水道の蛇口、 引き出しの取っ手、ドアノブ、受話器をつかまない。必要なときは、ペーパータオルを補助用具として 用いるか、手袋をはずす。
6) 強いベータ線を出すRI(32P)を使用するときにはアクリル製衝立、強いガンマ線を出すRI (125I)を使用するときには鉛ブロックなど、核種に応じて適切に遮蔽する。
7) RIが飛散するおそれのある場合には、フード内で行う。
8) 液体状のRIはバットの中にポリエチレンろ紙を敷いて取り扱う。
9) ピペットは口で吸わない。安全ピペッターやオートピペッターを使う。

A7

実験後は次のことを厳守してください。

1) RIは指定の貯蔵室(貯蔵庫)に保管する。絶対に机上などに放置しない。
2) RI廃棄物は指定場所に区別を明確にして廃棄する。
3) 使用済みの器具、容器類は、ただちに洗浄する。
4) 使用した実験機器・器具、実験台、床の表面の汚染を検査する。
5) 汚染などの事故の場合は、汚染範囲に目印をつける。除染が困難なときには、 直ちに、管理室スタッフに連絡する。特に、測定機器は汚染しないように十分注意する。
6) 所定の記録書にRIの使用・廃棄・保管などの量を含め、必要事項を記入する。

A8

RIを使った実験を行う場合、 初めて管理区域に立ち入る前およびその後、定期的に、問診、血液・尿検査、皮膚、眼についての 検査を受けることが、放射線障害予防法、労働安全衛生法などで定められており、これらの規定に従って、 健康診断を年4回、実施しています。

A9

以下のように正規の使用時間が定められています。 第一管理区域(医学部6階アイソトープ研究施設)の正規使用時間は

       平日9:00〜21:00
      土曜日9:00〜12:00

です。祝祭休日および正規使用時間外には使用できません。

第二管理区域(難病治療研究センター
4 RI研究施設)の正規使用時間は

       平日9:00〜21:00
      土曜日9:00〜12:00

です。祝祭休日には使用できません。

いずれの管理区域においても、17:00以降に研究施設を利用する際には、 管理室スタッフがおりませんので、機器の取扱いも含め、利用者個人で対処しなくてはなりません。 また、1人の放射線業務従事者の管理区域滞在時間数は、週40時間を超えてはなりません。

A10

第二管理区域に限り、正規の使用時間外の立ち入りを認めて います。正規使用時間外に施設を使用する場合には、『時間外使用許可願』 に必要事項を記入のうえ、管理室へ提出してください。許可される時間外使用は、平日21:00〜翌朝9:00です。 ただし、土曜日、祝祭休日の時間外使用はできません。17:00以降に研究施設を利用する際には、管理室スタッフが おりませんので、機器の取扱いも含め、利用者個人で対処しなくてはならないことは、言うまでもありません。

A11

一時立ち入り」の手続きをしていただくと、管理区域内へ立ち入ることができます。 ただし実験を行うことはできません。あくまでも、「見学」です。

A12

受け付けで「ビジターキー」を貸与してもらい立ち入って ください。退出の時、「一時的立入申請書」を提出すると共にビジターキー を返却してください。

A13

管理区域ごとに、 核種によって、一日最大使用量と年間使用数量が定められています。実験計画を立てるときの参考にしてください。

 
第一管理区域(医学部6階アイソトープ研究施設)
核種 一日最大使用量 年間使用数量
3H(トリチウム、水素-3) 18.5 MBq (500μCi) 3700 MBq (100 mCi)
125I(ヨウ素-125) 1.85 MBq (50μCi) 370 MBq (10 mCi)
14C(炭素-14) 3.7 MBq (100μCi) 1110 MBq (30 mCi)
32P(リン-32) 7.4 MBq (200μCi) 1110 MBq (30 mCi)
35S(硫黄-35) 3.7 MBq (100μCi) 370 MBq (10 mCi)
45Ca(カルシウム-45) 3.7 MBq (100μCi) 370 MBq (10 mCi)
51Cr(クロム-51) 3.7 MBq (100μCi) 185 MBq (5 mCi)

 
第二管理区域(難病治療研究センター4階RI研究施設)
核種 一日最大使用量 年間使用数量
3H(トリチウム、水素-3) 74.0 MBq (2 mCi) 3700 MBq (100 mCi)
125I(ヨウ素-125) 14.8 MBq (400μCi) 1110 MBq (30 mCi)
14C(炭素-14) 37.0 MBq (1 mCi) 1110 MBq (30 mCi)
32P(リン-32) 37.0 MBq (1 mCi) 1850 MBq (50 mCi)
35S(硫黄-35) 37.0 MBq (1 mCi) 1110 MBq (30 mCi)
45Ca(カルシウム-45) 37.0 MBq (1 mCi) 370 MBq (10 mCi)
51Cr(クロム-51) 11.1 MBq (300μCi) 555 MBq (15 mCi)

A14

施設の現状では、 標識薬物を投与した後、長時間動物を飼育することは困難です。投与後、短時間のうちに終了するような実験であれば 可能ですが、実験に使用した動物の焼却処理など、すべて研究者本人が適切な方法で行うことが必要です。

A15

火災・地震 などで緊急の事態を発見したときは、直ちに、災害の拡大防止に努めるとともに、管理室スタッフ、放射線取扱 主任者などに連絡し、その指示に従ってください。

放射線障害を受けた人を発見した場合には、直ちに救出し、 管理室スタッフおよび放射線取扱主任者などに連絡してください。

RI 物質の盗取、所在不明、汚染、その他事故を発見した場合には、直ちに管理室 スタッフおよび放射線取扱主任者などに連絡してください。
★RI購入に関する質問への答え★

A16

アイソトープを購入する場合には、購入申し込み書に必要事項を記入 し管理室へ提出してください。アイソトープ注文書は、管理室スタッフが日本アイソトープ協会に FAX送信します。

A17

十分な時間的余裕を見て、 RIの注文をしてください。 入荷希望日の、少なくとも1 週間以上前には注文書を提出するようにお願いします。核種によっては、フレッシュロットの配送が 月1回のものもありますので、あらかじめカタログなどで、確認したのち、購入申し込みをしてください。

A18

アイソトープが届いたら、管理室スタッフが注文者に電話で 連絡した上、アイソトープはパッケージごと、貯蔵室内の貯蔵庫に運んでおきます。同封されたアイソ トープ出荷案内書は、管理区域内の記帳台にありますので、管理番号を確認の上、使用者が保管してく ださい。パッケージに記入されている管理番号、注文者の氏名、所属などを確認の上、アイソトープの 入った容器を取り出し、管理番号などを記した後、貯蔵庫内の所定の場所に保管してください。

A19

注文しても間に合いませんので、 α- 32P]dCTP [ γ- 32P]ATP などでしたら、すでに購入された方から分けていただくしか ありません。

A20

本学で使用できるRI の種類(核種)とその量は、本学の RI使用施設の規模 (貯蔵能力・排気能力・排水能力など)と法律に基づき算出されたもので、文部科学大臣から本学に交付された、放射性同位元素使用許可証に記載されているものです。従って、 これらの範囲でしか使用できません。35S の年間使用数量は、第一管理区域が 10 mCi、第二管理区域が 30 mCiです、従って 50 mCi購入することはできません。

また、一日最大使用量は、第一管理区域が
100 μCi 、第二管理区域が 1 mCi となっていますので、これらを超えて使用することはできません。

A21

in vivo ラベリングのような高レベルの32 Pを用いる実験は、本学の施設の 規模を勘案し、ご遠慮願っています。
★RIの廃棄に関する質問への答え★

A22

廃棄物は次のように分別して廃棄してください。

(1) 可燃物: ろ紙、ティッシュペーパーなど
(2) 難燃物: プラスチックチューブ、ポリバイアル、ラテックス手袋など
(3) 不燃物: ガラスバイアル、ガラス器具、塩化ビニール手袋、シリコンチューブなど
(4) 無機液体: 実験廃液など

また、放射性有機廃液(キシレンなどを含むシンチレーター)は、 施設で焼却廃棄を行わなければなりません。できるだけ有機廃液を出さないように工夫をお願いいたします。

★その他の質問への答え★

A23

RIを使用しない場合でも 管理区域に立ち入り、実験することになりますので、登録手続きをしていただいています。 たとえ自分ではRI を使用しない場合でも、他の研究者はRI を使用して実験を行っていますので、 RIの安全取り扱いに関する知識が 必要になるためです。

A24

管理区域内へ立ち入り実験することになりますので、 登録手続きをしていただいています。なお、組換えDNA 実験を始める前に、文部科学省が定めた「組換えDNA実験指針」にもとづき、組換え DNA実験を安全に行うための、教育訓練を 受講することが必要です。

A25

本学以外の各種放射線取扱施設利用に際し、必要な場合は、 放射線業務従事者として登録されており、法令に定められた必要な教育訓練および健康診断を実施して いる、あるいはいたことなどを記載した証明書を作成します。
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