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女性医師・研究者支援

医学部卒前キャリア教育 平成29年4月22日(土)に実施しました。

 平成29年4月22日(土)8:50から16:05、医学部第2学年「実践医学」の授業で「卒前キャリア教育」を開講しました。
 女子学生の比率の多い本学では、医師のキャリアや役割、継続して就労することについて考える機会が必要であることから、昨年度より卒前キャリア教育の実現に向けて検討を重ね、本年度実施することができました。
 当日は、全国に先駆けて卒前教育で男女共同参画に関する講義・ワークを実践され、昨今では複数の医学部へ同授業内容を提供されている、蓮沼直子先生(秋田大学総合地域医療推進学講座 准教授)を招聘しました。
 加藤医学部長の挨拶に始まり、明石副センター長の「Work Life Balance」講演では、大学の取組(「くるみん」取得、 本学の一般事業主行動計画)、医療の質を保つために女性医師の能力を活用できるような労働環境を保持することについて、中島(貴子)部会員の「医師の“単なる”一例」では、ご自身の経験から医療に従事することの楽しさ、一人ひとりが新しいライフモデルであることなどをお話いただきました。
蓮沼講師によるグループ討論・発表では「子供の朝の発熱」「女性外科医の海外留学」の2つシナリオについて15グループで討論を行い、全体発表を行ないました。 また、学内のロールモデル講演は、渡部美佳医師(循環器内科)、内野彩医師(整形外科)、加藤正樹医師(消化器・肝臓内科)の若手医師3名より、それぞれのワークとライフについて、特に子育てに関するご家庭での夫婦バランスや進路を選んだエピソードなどをお話いただきました。
 授業の最後は、今から30年間の「キャリア未来年表」に、学業、仕事、プライベート、マネープランなどを記載しました。
 アンケート結果では、内容の難易度、興味に対してそれぞれ82%が適当であるとの回答が得られました。また、医師のキャリアについては、理想と現実の難しさ、考えることが多いと感じた、大変だけどやりがいがある、しっかりと今後のプランを考えていく必要があると感じた、どこで出産するか難しいなど、多くの意見を頂きました。そして、ロールモデル講演は大変好評で、いろんな機会で話を聞きたいという意見を多く頂きました。  

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