お知らせ

生殖内分泌外来に通院中の皆様へ〜新型コロナウイルス感染症に関する当センターの方針

令和2年4月2日

 令和2年4月1日に日本生殖医学会から、新型コロナウイルス感染症(以下 COVID-19)への対応として、『人工授精、体外受精・胚移植、生殖外科手術などの不妊治療に関して、可能なものについては延期を考慮してください』という声明が発表されました。
 その理由として、(1)COVID-19と妊娠や胎児への影響が明らかでないこと、(2)妊娠中のCOVID-19患者さんで感染が重症化する可能性があること、(3)妊娠中に感染した場合に治療薬に制限があること、(4)受診や医療行為に関連して感染する可能性があること、などが挙げられています。
 このような現状から、国内でのCOVID-19の急速な拡大の危険性が無くなるまで、あるいは妊娠時に使用できる感染予防薬や治療薬が開発されるまでを目安として、選択肢として不妊治療の延期を提示させていただきます。ただし、現時点で全ての不妊治療を禁止するものではありません(状況に応じて対応して参ります)。
 引き続き生殖内分泌外来では、個々の患者さんの状況を考慮し、医学的な判断のもと、適切な治療時期を選択できるよう配慮して参ります。なお、凍結更新外来は更新期限を2ヶ月延長させて頂きます。また、生殖医療センターでは引き続き感染の疑いがある患者さんに対する診療を見合わせる方針を継続させていただきます。
 以上、これらの対応は4月1日現在の情報をもとに策定されたものであり、状況に応じて適宜変更がありますことをご了承ください。

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