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大学院(ゲノム医療者養成コース、希少がん・小児がん医療者養成コース)
ゲノム医療者養成コース
養成する専門分野
ゲノム医療の知識をもったがん治療医・研究医
コースの開始時期
平成30年4月
修業年限(期間)
4年
コースの履修対象者
医学研究科博士課程
ゲノム医療者養成コース大学院生
養成する人物像
- ①プレシジョンメディシンの実現化へ向けて、がんゲノム医療の基礎知識を獲得し、ゲノム情報に解釈を加えることができる人材
- ②がん薬物療法を広く理解し、ゲノム情報をもとに現存の選択肢の中から最適な薬物療法を選択し、実践できる人材
- ③新規薬剤の治療開発に必要な基礎知識を獲得し、ゲノム情報から得られた結果をもとに、新規薬剤の開発治験について、患者・家族に十分に情報提供し、リクルートすることができる人材
当該人材養成により期待される成果や効果(アウトカム)
上記人材を育成することにより、これから迎えるがんゲノム医療に対応できる医療体制を整え、新薬開発ならびにゲノム情報に基づいた適確医療が実現する。
教育内容の特色等
現在プレシジョンメディシンの実現化へ向けて、各個人のゲノム情報に、実臨床や新薬開発に有用な解釈を加えることができるエキスパートパネルの構築と研修プログラムの開発を、AMED研究班「産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業SCRUM-Japanで組織した遺伝子スクリーニング基盤を利用した、多施設多職種専門家から構成されたExpert Panelによる全国共通遺伝子解析・診断システムの構築および研修プログラムの開発(吉野班)」に参画して開始している。本コース受講者は、この研修プログラムの開発に臨床腫瘍学講座員とともに携わり、実際にon the job trainingを含むプログラムの受講者による直接指導と、プログラムの実際の受講を予定している。
また、すでに上述のゲノムスクリーニング事業であるSCRUM-JAPANに参画し、多くの患者のゲノム情報の解釈とその実臨床への利用や、当院で施行しているものだけでなく、SCRUM-Japanの施設連携ネットワークを利用した新薬開発治験への患者のリクルートを実践している。本コース受講生は、ゲノムスクリーニングの実践から治験の遂行までを含めたプレシジョンメディシンの実用化を学習することを目標とする。
修了要件・履修方法
必修科目24単位、選択科目6単位以上、計30単位以上を履修し学位論文を提出
履修科目等
<必修科目>
臓器横断的な臨床腫瘍学総論を中心に、がん分子生物学、ゲノム医療学を加えた24単位(ゲノム医療のon the job trainingを含む)
<選択科目>
臓器別がん治療、放射線治療学、緩和医療学から6単位以上
希少がん・小児がん医療者養成コース
養成する専門分野
希少がん・小児がんの診療に必要な知識をもったがん治療医・研究医
コースの開始時期
平成30年4月
修業年限(期間)
4年
コースの履修対象者
医学研究科博士課程
希少がん・小児がん医療者養成コース大学院生
養成する人物像
- ①希少がんの診療に必要な基礎知識を獲得した上で、全国的な診療ネットワークを有効利用し、さらに発展させることができる人材
- ②小児がんの診療に必要な基礎知識を獲得した上で、全国的な診療ネットワークを有効利用し、さらに発展させることができる人材
当該人材養成により期待される成果や効果(アウトカム)
上記人材を育成することにより、希少がん・小児がん診療の医療体制を発展させ、治療成績の改善や新薬開発の活性化が実現される。
教育内容の特色等
- ①希少がん:本学は、希少がん診療に従事する医療従事者の教育・育成を目的とした全国規模の研究会「RAINBOW:RAre cancers INitiative Bridging Oncologists' Wisdom」に世話人として参加している。このシステムを通して、より充実した全国規模の希少がんに対する教育システム、患者紹介システムを発展させていくことを予定している。本コース受講者は、このシステムに臨床腫瘍学講座員とともに参加し指導を受けることにより、効率的に希少がんの診療を理解、体験する。
- ②小児がん:本学では、小児科、小児外科、がん診療を担当している関係講座が連携して小児がんの診療を行っている。また、小児がんに対する医師主導治験も実施している。本コース受講者は、実際の小児がんの診療を効率的に学習するだけでなく、アカデミア主導の新規治療開発に携わる。
修了要件・履修方法
必修科目24単位、選択科目6単位以上、計30単位以上を履修し学位論文を提出
履修科目等
<必修科目>
臓器横断的な臨床腫瘍学総論を中心に、①では希少がん概論、②では小児科・小児外科学を加えた必修24単位
<選択科目>
臓器別がん治療、放射線治療学、緩和医療学から6単位以上