船橋市立医療センターは1983年の開設以来、市の中心的医療機関として機能を担っている。それと同時に東葛飾南部医療圏(人口約150万)の3次医療機関として機能している。
年間の救急外来受受診者数は、約1万3000件でうち救急車搬送件数は約3500件である。
当救命センターの特徴は、北米型ERを手本とし病棟診療は行わずに1次から3次の患者すべての外来診療を行うことである。当院の救急専従医は3名であり他科からの応援医師の協力のもと救急外来業務を遂行している。それと同時にドクターカーに同乗しプレホスピタルケアーも行っている。また、毎週水曜日の抄読会、月曜から金曜までの放射線カンファレンス、月2回行う感染症勉強会のオブザーバー等を行い研修医教育に力を入れている。当救命センターの研修目標は、現状にあるリソースを最大限に有効活用できる現実的なER専門医の育成であり、この目標到達のために日々精進の業務している。
船橋市立医療センター 救命センター 副部長 池田 勝紀