Marianna Today
掲載日:2026年6月23日
東洋医学研究会が「第76回日本東洋医学会学術総会 仲景杯」で
ユニーク賞を受賞しました
聖マリアンナ医科大学東洋医学研究会(顧問:総合診療内科学 准教授 中田佳延)は、このたび開催された「第76回日本東洋医学会学術総会(富山)」の学生企画「仲景杯」に出場し、見事ユニーク賞を受賞いたしました。
東洋医学研究会について
当研究会は、サークルとして発足し、その後2025年に部活動へと昇格いたしました。現在は計37名の部員が所属しており、日々【活動目標:漢方に触れ、楽しく東洋医学を学べるようにする。】を目標に、毎週月曜日に活動しています。
「仲景杯」での奮闘と受賞の背景
「仲景杯」は、全国の医療系学生が提示された症例を読み解き、その処方根拠と適切な漢方処方をプレゼンテーションして順位を競う、非常にハイレベルなイベントです。出題者の意図を正確に見抜き、緻密な漢方理論に基づいて考察を展開することが求められます。
当チームは、他校が思いつかない独自の処方を提示いたしました。その処方が症状の緩和において極めて有効であり得るという、深く鋭い考察が評価され、オリジナリティ溢れるアプローチを称える「ユニーク賞」の受賞に至りました。
【仲景杯 参加メンバー】(高学年順)
- 布袋屋 咲来 (医学部5年生)
- 加藤 鷹経 (医学部4年生)
- 竹本 智美 (医学部4年生)
- 木津 りさ (医学部4年生)
- 田中 美帆 (医学部4年生)
- 菅谷 向日葵 (医学部3年生)
- 塚田 彪真 (医学部2年生)
学会を通じた国内外の第一人者との貴重な交流
仲景杯での緊迫した戦いを終えた学生たちは、その後、漢方界を牽引する国内外の第一人者の先生方と交流を深めるという、大変貴重な機会に恵まれました。
夕食の席では富山料理に舌鼓を打ちながら、救急漢方の分野で著名な中永士師明先生(秋田大学医学部附属病院救急科 教授)や、入江康仁先生(聖隷横浜病院救急科 部長)と同席させていただき、臨床の最前線における漢方の役割についてお話を伺いました。
さらにその後、ドイツやイギリスを中心に活動している国際漢方医学会(ISJKM: International Society for Japanese Kampo Medicine)の設立者であるDr. Heidrun Reissenweber-Hewel、同会長のDr. Silke Cameron、生薬研究の第一人者である有田龍太郎先生(東北大学漢方内科)、そして木許泉先生(広瀬クリニック)と偶然の劇的な出会いを果たしました。 日本語や英語、時にはドイツ語を交えながら、漢方との出会いやドイツにおける生薬治療の歴史など、国境を越えた奥深い学術対話が交わされ、学生たちにとって視野が世界へと広がる刺激的な時間となりました。
「学生たちが日頃の研鑽の成果を発揮し、仲景杯という大舞台で独自の視点を評価されたことを誇りに思います。また、教科書を越えて、国内外で活躍される第一人者の先生方と出会い交流を深め、言葉を交わした経験は、彼らが将来、広い視野を持った医師へと成長するための大きな糧となったものと確信しています。今後とも当研究会への温かいご声援をよろしくお願いいたします。」