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掲載日:2022年6月7日

第263回日本循環器学会関東甲信越地方会 Student Award 最優秀受賞

2022年2月26日にオンラインで開催されました第263回日本循環器学会関東甲信越地方会にて、医学部5年生(当時4年生)の佐波稜太さん、松本博人さんがStudent Award最優秀賞を受賞いたしました。
医学部4年の研究室配属にて循環器内科を選択されたおふたりと、ITコースを選択された6人により実施された医学生による一次救命処置普及活動の報告と、そこから得られた課題について発表しました。


受賞コメント

黄 世捷 講師
「4年次研究室配属ITコースの石田 悠太朗さん、上野 仁大さん、奥山 裕貴さん、佐藤 梨音さん、辻 未来香さん、友田 博之さんらとともに実践した、“学生による一次救命処置普及活動”を振り返り、発表いただきました。
発表では、一次救命処置を学生が学生に教えることの困難さ、意義、そして課題について報告され、審査員の先生方からも高い評価とともにStudent Awardにふさわしい発表とコメントをいただきました。
研究室配属は、各教室の基礎・臨床研究に加わることで将来の多様なキャリアを示すことが目標のひとつとなっていますが、今回の経験が、参加された学生のキャリアプランを広げるきっかけとなることを、心より願っています。」


佐波稜太さん
「指導医の循環器内科 黄 世捷 先生のご指導のもと、第263回日本循環器学会関東甲信越地方会 Student Awardにおいて演題発表を行い、最優秀賞を受賞いたしました。このようなご機会を設けてくださいました先生方、最後まで発表を支えていただいた松本博人さん、研究においてご助力いただいた方々、多くの方々に支えられての受賞だと考えております。この場をお借りし、心より感謝申し上げます。
本発表では、日本循環器学会が監修するe-ラーニング教材「AEDサスペンスドラマゲーム 心止村湯けむり事件簿」の視聴、ポスターによる啓蒙、オンラインクイズ、胸骨圧迫の簡易的な講習の実施、本物のAEDを取り出すイベントを行い、これらの普及活動の効果と課題について報告させていただきました。本発表の背景といたしましては、Student Awardという舞台での発表ということで、学生である今しか出来ない発表をしたいと考え、COVID-19蔓延により、2020年度以降の新入生が救命措置を学ぶ場を得られていないことに着目したことがきっかけとなります。本発表はカリキュラム外で行ったものですが、是非今後は、我々Student doctorも学生教育に組み込んでいただきたいと考えております。COVID-19蔓延に伴い増加している先生方のご負担軽減が望めるだけでなく、医学生にとっても近い将来の臨床現場で活かせる学びになるはずです。今回の演題発表を通し、聖マリアンナ医科大学の学生教育へのサポート体制が、如何に充実しているかを改めて感じ、聖マリアンナ医科大学で学べていることをとても嬉しく存じます。
最後になりましたが、この度ご指導していただきました黄先生をはじめ、この様な大変貴重なご機会をくださいました皆さまに、心より深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。」


松本博人さん
「お忙しい中、ご指導下さった先生方、リーダーとしてチームをまとめた佐波稜太さん、講習に参加して頂いた皆様、深く感謝申し上げます。 今回は研究室配属の一環として学会参加の機会をいただきましたが、最初は未熟な私が参加していいのか不安がありました。 黄先生のアドバイスを仰ぎながら、徐々に発表が形になる過程を体験できたことは、自分にとって貴重な経験であり、将来医師として働くうえでの自信にもつながりました。 今回行った一次救命処置講習会を単回で終わりにするのではなく、今後オープンキャンパス等を通じて下級生や一般の方に普及していきたいと考えています。」