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掲載日:2020年7月1日

乳がん検診の疑問を解決しませんか? Vol.1

私たち診療放射線技師は、乳がん検診でマンモグラフィ検査・超音波検査を担当しています。短い検査時間ではありますが、受診者の方からいろいろな質問を受けます。
少しお話をすると『そうだったんだ』と安心される方、まだまだ不安が残っている方・・・。
ゆっくりお話できればいいのですが限られた検査時間の中では十分な説明をし、理解を頂けるには足りません。
そこで、みなさまの不安を少しでも取り除き、「乳がん検診を受けてみよう!」「次もまた受けよう!」と思って頂けるよう、本ホームページにおいて、乳がん検診に関する疑問について、お答えしてまいります。今回は第1回です。


Q.乳がんにかかりやすい年代は?

近年、日本人女性の10人に1人が生涯のうちに乳がんにかかると言われています。乳がんにかかる人は急増しています。乳がんの原因は、はっきり解明されていませんが食生活の欧米化や女性ホルモンの影響などがあると考えられています。
乳がんにかかる割合を年代別に見ると、20代で乳がんにかかる人は少なく、30代後半から急激に増え、40~50代にかけて多くなります。他のがんと比較すると、若い女性がかかるがんであることが言えます。また10年ほど前から閉経後の60代にピークが移ってきており、生活習慣の変化の影響で欧米の傾向と似てきています。つまりどの年代の方でも乳がんにかかる可能性はあります。


Q.乳がんはどうやってできるの?

乳腺は乳頭を中心に15~20の乳腺葉(小葉と乳管から成る)が放射状に広がっており、乳がんの約95%以上が乳管から発生し、約5%が 小葉から発生します。乳管や小葉に発生した乳がんは乳管や小葉の中でとどまっているものを非浸潤がんといい、がん細胞が乳管や小葉を破って外の組織に広がっている乳がんを浸潤がんといいます。



[監修]

福 田 護   聖マリアンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長

中島 康雄  聖マリアンナ医科大学 名誉教授

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