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  3. 掲載日:2024年2月5日

    NHKラジオニュースにおいて、本学感染症学 主任教授 國島広之が、避難所における感染症予防や体調不良時の対応方法等について解説

    本年1月1日に発生した能登半島地震の被災地では、被災した人の多くの方々が避難所に身を寄せられています。こうした状況を受け、本学感染症学 主任教授 國島広之は、NHKラジオニュースにおいて、避難所でのインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染予防をどうすればよいのか、また、避難所で体調が悪くなったらどのように対応したらよいのかなどについて解説いたしました。

    感染症学 主任教授 國島広之のコメント

    インフルエンザや新型コロナ、それ以外にも肺炎や尿路感染症とか、体調不良の時には熱がでることがあります。寒気がするのは発熱のサインかもしれません。感染予防には手洗いがまず大事ですが、水が足りなければ、ウェットティッシュやアルコール消毒薬を使うことも有効です。発熱や咳がある方は、マスクがあれば、咳エチケットとしてマスクを着用してください。ご高齢の方は誤嚥性も含めた肺炎のリスクがありますから、口腔ケアも有効でしょう。一番大切なことは、肩で息をしている、活気や食欲がないとか、普段と違うサインを周りが見つける。支援することは大切かと思います。
     現在、日本環境感染学会では、石川県からの要請を受け、災害時感染制御支援チーム(DICT)が被災地を含め活動しています。私は後方支援チームの一員として、様々な啓発資材を作成提供しています。「有事の備えは平時から」。皆さんにもぜひ知っていただきたいと思います。