MENU

ニュース

  1. TOP
  2. ニュース一覧
  3. 掲載日:2021年11月30日

    西日本新聞において本学医療情報実用化マネジメント学寄附研究部門 特任教授 渡邉俊樹が「HTLV1」における感染対策についてコメント

    西日本新聞において本学医療情報実用化マネジメント学寄附研究部門 特任教授 渡邉俊樹が「HTLV1」における感染対策についてコメントいたしました。渡邉特任教授は厚労省の「HTLV-1対策推進協議会」の座長や日本HTLV-1学会理事長を務める一方、20年にわたり世界で唯一となるHTLV-1 感染者の全国的な大規模レジストリー研究を行っております。

    渡邉特任教授コメント

    ATL, HAM/TSP, および、ぶどう膜炎(HU)を、HTLV-1の慢性感染によって発症する広義の「HTLV-1感染症」と捉え、対策としての「感染予防」「発症予防」「治療法開発」に取り組む必要があります。「感染予防」に関しては、WHOは、2019年に東京で開催され、私が共同議長を務めた会議で、HTLV-1をHIVや肝炎ウイルスと同様の性感染予防対策の課題として取り組むことを決定しました。我が国も、母子感染予防対策に加え、水平感染予防対策に取り組むことが求められて居ります。そのために、啓発活動の強化、差別と偏見への取り組み、キャリアの診療・相談体制の整備が喫緊の課題となっています。