未来がん医療プロフェッショナル養成プランとは

伊東 文生

内科学(消化器・肝臓内科)教授
未来がん医療プロフェッショナル養成プラン事業推進プロジェクトリーダー
伊東 文生

 5年を1期間とする文部科学省の「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」は、3期目に突入しました。本学は3期目の全く新しい枠組みの「未来がん医療プロフェッショナル養成プラン」に参加することになりました。参加大学は東京医科歯科大学、慶應義塾大学、国際医療福祉大学、東京医科大学、東京薬科大学、秋田大学、弘前大学に本学を加えた8大学になります。3期目のテーマは全国的に共通で①ゲノム医療従事者の育成②希少がんおよび小児がんに対応できる医療人材の育成③ライフステージに応じたがん対策を推進する人材育成の3点が重要です。

 今回は参加校が多いため連携がひとつの大きな鍵となりますが、専門部会やワーキンググループ等の設置により緊密な連携を行います。また、目標も明確で、ゲノム医療従事者、希少がん及び小児がんに対応できる医療人材、ライフステージに応じたがん対策を推進する人材を養成するため、少子・超高齢社会やがん診療における多様なニーズに対応する人材育成のシステムを構築し、継続的な教育を行うプログラムになっています。本学大学院でこのプログラムに参加して、新時代のがん治療トップランナーとして羽ばたくことを期待しております。