センター長ご挨拶
知財事業には誰でも参加できます
これまで、本学は研究で生まれたものを製薬会社等と協同で事業化し、本学認定ベンチャーとともに「世に出す」という方法で一定の成果を収めてまいりました。このような事業活動を「知財事業」といいます。
こういった「知財の種」はどこにでもあります。先端的な研究のみならず、付属病院の患者様の待合室や外来や病棟の診療業務にも知財の「種」はいっぱいあります。日常化されたマニュアル的な行為に埋もれているもののなかからこれはと思うアイディア「知」を提案していただきたいと思います。当センターとプロ集団である本学認定ベンチャーMPO株式会社がそのアイディアを事業化へ向けお手伝いします。
知財事業の真髄は「知」を市場価値まで高めることにあります。すなわち、「知の構造化」と称されるものであり、イノベーションの真髄でもあります。
研究と知財の連携
大学における研究の中枢は大学院や付属研究所であり、多くの研究が「学位論文」として提出され学位を授与されております。しかし、学位取得が研究の終了ではなく、「知の研究」の始まりであることを院生やそれを指導する教員が十分認識することが大切です。例えば、学位論文を母体にして文部科学省等の科学研究費など競争的研究資金獲得へ申請し、さらに「知財化」のシーズ研究へと展開することにより、大学院や付属研究所は飛躍的に活性化し、高度な役割を担ってくると思います。
知財事業推進センターは、「知」を集約し、市場へ導出する全国の医科大学でも例を見ないイノベーションセンターです。待ったなしの状況にある大学改革の「コア」のひとつとして本格的に始動いたしました。どうか皆様の日常のふとしたことから浮かんだアイディアがございましたら、知財事業推進センターにお声をかけていただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
知財事業推進副センター長 遊道 和雄 教授(難病治療研究センター)

