聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
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8ひとりの子と話しているとき、他の子に話しかけられると平等に対応ができなかったりと、コミュニケーションの難しさを痛感しました。その後、先生の対応を見て、「ダメなものはダメだとはっきり伝えること」が大切であるということを学び、幼児の個性を尊重して、「一人ひとりに合わせた指導を心がける」ことを第一に考えているのだと理解しました。 幼児といっても大人と同じで、独自の考えや行動があります。それは、医師を目指す上でとても重要であるということに気づくことができました。実習で体験したことを忘れず、これからも学びを深めていきたいと思います。2学年 照井 眞子されたこと。病院・診療所における医師の診療の実際を垣間見た瞬間です。 地域の診療所は単に病気を診るだけではありません。住民のかかりつけ医は、患者さんやご家族とより頻繁に接する機会があります。そのため、患者さんの普段の様子との差異に気づきやすいのです。 1年次から自身の目標となる医師の仕事に触れられたことで、医師として働くためにどれほど勉強をしなければならないのかを逆算して考えることができました。医師になるということを現実的に捉えることができたので、今後の学びに生かしていきたいと思います。2学年 大宇根 惣平高齢者施設伝えたいことを受けとめる会話術を身につけたい 実習に参加する前は、高齢者への接し方や、高齢者施設における仕事などわからないことが多く、ゼロから学びたいという気持ちでした。そんな中、自分にできることは限られています。少なくとも利用者さんと積極的に接しようと自分に言い聞かせました。 実際に接してみると、必ずしも健康な方だとは限らないため、注意深く観察してから適切な声かけを行うように心がけました。利用者さんと意思疎通が難しく、自分の伝えたいことが伝わりにくいときは、大きくハキハキとゆっくり話すようにしました。そうすると利用者さんからもお話ししていただき、困難な状況でも適切な介助が行えるようになりました。 自分の考えを伝えることは大切ですが、利用者さんから伝えてもらうことはもっと大切です。医師になったら、患者さんが伝えたいことを伝えやすくなるような会話術を身につけたいと強く感じました。 しっかりと目標を決めて実習を行ったことにより、気づいたことがたくさんありました。これを今後の学びに生かしていきたいと思います。2学年 小海 優晩年

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