聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
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5幼稚園実習では、子どもたちを迎え入れる朝の準備から、子どもたちが帰った後の掃除まで先生と同じ業務を体験します。学生は、幼児を見て自分のやるべきことを判断したり、子どもの基本的な行動原理の理解に努めます。同時に、診察以外での子どもの生活も考えられる医師になることを目指します。 “Early Exposure to Life Cycle”を終了した学生は、グループごとに実習成果を発表します。教職員からも積極的な質問があり、学生は自らの言葉で応答します。この実習は大学の力だけでは行えません。数多くの施設からご協力をいただきました。学生共々、感謝の気持ちでいっぱいです。実績成果発表会では、実習を行わせていただいた協力施設の先生も多数いらっしゃり、学生も大いにやりがいを感じたものと思います。医学生となった1年目から、医師としての責務を実感できるのが「早期体験実習」です。学内外で実習を行うことにより、医師としての倫理観や使命感、医学を学ぶ目的意識を育みます。内科学(循環器内科) 教授 明石 嘉浩幼稚園子どもの発達、 コミュニケーションを学ぶ実習成果発表会で成果を共有します特集1学年成長・発達医療・福祉・介護の関わりを学ぶ 本学では1学年後期より、「キリスト教的人類愛に根ざした生命の尊厳」をより具現化させるために、人の一生と医療との関わりを学ぶ学外早期体験実習“Early Exposure to Life Cycle”を実施しています。学生は学外のマタニティクリニック、幼稚園、病院・診療所、高齢者施設で実習を行い、医学生に必要なコミュニケーション能力と人間関係の重要性を理解し、相手の話に耳を傾け、考えや気持ちを受け止めることの大切さを理解します。実習を終了した学生は、教員や学生を前に実習成果を発表します。早期体験実習、芽生える自覚

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