聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
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医師国家試験医学部卒業30後期研修を見据えた初期臨床研修・横浜市西部病院 ・川崎市立多摩病院協力型臨床研修病院専門医を育成する後期研修協力型医師免許取得本学の卒業生は初期臨床研修の修了後も、引き続き専門医を目指して、附属病院や教育関連施設で後期研修を行うことができます。聖マリアンナ医科大学附属病院・大学病院東横病院大学病院川崎市立多摩病院横浜市西部病院教育関連病院等卒業後の進路臨床研修施設病院勤務医開業医地域に求められる医療を 築くことのやりがい 私が勤務する西埼玉中央病院は、埼玉県所沢市周辺で呼吸器専門診療を行える数少ない病院のひとつです。私が赴任する2016年までは、15年以上にわたり呼吸器を専門とする常勤の医師がおらず、診療体制を築くのはゼロからのスタートでした。しかし、どんな困難があっても、患者さんから感謝される医療を提供できたと思えるとき、医師になって良かったと感じています。 2017年からは社会人大学院生として母校に再び入学しました。臨床医は診療だけではなく、研究も並行して行うことが必要です。医学は生涯学習と位置づけ、勉強を継続して患者さんにフィードバックしていきたいと思います。西埼玉中央病院 濵元 陽一郎  平成10年3月卒(第22回生)医師である以前に、 良い人間であるように努めています 臨床医は病気を診るだけでなく、人を診るのも仕事です。ですから、私自身も医師である以前に良識ある「人」であるように努めています。 今でも臨床実習のときに指導教官が語っていた言葉を思い出します。「私は“施術”という言葉が大嫌いだ。施すなんておこがましい。“行う”で十分」 その言葉にとても共感し、同じ考え方でこれまで診療にあたってきました。学外早期体験実習で母校の実習生が当院を訪れますが、医療の現場では患者さんと医師、どちらが偉いわけでもありません。患者さんと対等に接する、驕ることのない医師が増えてほしいと願っています。 私は生命の誕生に立ち会える産婦人科に進みましたが、医師には様々な道があります。これから医師を目指す皆さんは、本当に自分がやりたいことを見つけて欲しいと思います。会沢産婦人科医院 会沢 芳樹  昭和62年3月卒(第11回生)

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