聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
30/54

Graduates29医師国家試験を経て卒業後は全員が研修医として初期臨床研修を受けます。さらに、後期研修病院や附属病院で専門性の高い医療の実践や、大学院生として高度な研究など、希望に合わせたさまざまな進路が広がっています。研修医大学院生大学病院に息づいている「やさしさ」を 学んでいます 初期臨床研修医として、大学病院のさまざまな診療科をローテーションしています。まだ医師としては未熟な私ですが、先輩の先生方は決して「研修医」を特別扱いするのではなく、同じチームの一員として接してくれます。それまで経験がなかった手技にもどんどん挑戦させていただけますし、私も一緒に患者さんの診療にあたっているという実感を持っています。 本学の大学病院で研修していると、建学の精神にある「生命の尊厳を基調とする医師としての使命感」や「愛ある医療」を実感する瞬間があります。私は将来、患者さんにも同僚にも「やさしい医師」を目標にしているので、大学病院に息づいている「やさしさ」を学んでいきたいと思います。聖マリアンナ医科大学病院 奥田 絋隆(写真右) 平成28年3月卒(第40回生)スケジュールにメリハリをつけ 診療と研究を両立させています 2年間の初期臨床研修を経て、大学病院の眼科に入局しました。現在は外来診療や手術を行いながら、週1日の研究日や勤務後の時間を使って、視神経を保護する新薬の研究に取り組んでいます。診療と研究を両立させるのは大変と思われるかもしれませんが、1日のスケジュールにメリハリをつければ十分に可能です。診療の合間に実験を行い、勤務後に結果を確認するなど工夫をしています。眼科では先輩の先生方も大学院で研究をされている方が多く、私も何らかの研究テーマに取り組みたいという気持ちから大学院に進みました。専門医として臨床経験を積みながら、研究も並行して行えるのは大学病院ならではのメリットだと感じています。聖マリアンナ医科大学病院 田中 千広  平成26年3月卒(第38回生)聖マリアンナ・スピリットが医療を変える

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る