聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
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理事長 明石 勝也2昭和57年3月聖マリアンナ医科大学医学部卒業昭和63年3月同大学大学院博士課程修了医学博士取得平成10年11月同大学救急医学教授平成14年4月同大学病院長平成17年4月学校法人聖マリアンナ医科大学理事長同大学名誉教授■ インフォメーション47入試データ 卒業後データ 48出身別志願者入学者数 4950在学生出身校一覧 教員組織一覧 51表紙について 表紙は本学のキリスト教文化センターにある4色のステンドグラスをイメージしたものです。オフホワイトは「癒し」、オレンジは「希望」、ブルーは「学び」、グレーは「畏れ」を表しています。「癒し」と「希望」を提供する医療には、日々の「学び」と生命への尊厳(畏れ)が求められます。「キリスト教の愛の精神」を礎に医療を学んでください 本学は昭和46年に敬虔なカトリック信者である明石嘉聞博士によって創立されました。「日本に何としてもキリスト教の理念に満ちた医学教育ができる医科大学をつくりたい」という博士の強い思いから設立されたのです。日本のキリスト教系の大学は多くが修道会を中心につくられていますが、本学は敬虔な信者による創立ということから、カトリックオリエンテッドな日本で唯一の医科大学であると考えております。 本学の建学の理念は「キリスト教的人類愛に基づく生命の尊厳」ですが、私どもは、医療の持つ本質的な部分とキリスト教の愛の精神は、本来同じものであると理解しています。ですからキリスト教の愛の精神をベースに教育を展開することが、良き医療者、良き医者を育てる最良の方法と考えております。 私自身も本学で学び長く臨床医を務めてまいりましたが、救急医療の中で、病める方や傷ついた方をなんとかして差し上げたいという心を養うことができました。この、マザーテレサが路上で死にゆく人々に対し抱いたのと同様の「なんとかして差し上げたい」という愛の精神こそ、医療の原点なのです。本学には4つの附属病院と1つのクリニックがあり、地域の方々に良い医療を提供するとともに、医師を志す皆さんがプロのスタッフの下で学べる優れた教育環境が整っています。また、教育・診療・研究の体制を一流のレベルに引き上げるべく、学内が一丸となって取り組んでおります。こうした環境の下、本学でぜひ、医師にとって最も大切な愛の精神を育んでいただきたいと思います。

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