聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
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218:3010:00 患者さんの多くは不安を抱え、身体的心理的に辛い中でも自分の病気に向き合おうとされています。私は患者さんに寄り添い、希望をもって病気と闘ってもらえるように手助けをする、近い存在の医師を目指したいです。5学年 村田 莉紗子 前日に入院した患者さんを中心に、病棟患者さんの状態、問題の抽出と対応を検討します。学生は前もって患者さんのベッドサイドに行き、問診、診察を行うとともに、検査結果をチェックし担当医にプレゼンテーションします。白血病、リンパ腫、骨髄腫などで治療中の患者さんがほとんどであるため、日々刻々と状態が変化します。発熱、疼痛、出血傾向など、基本的な症候とその鑑別、輸血、抗生剤投与など基本的な治療に加え、化学療法、造血幹細胞移植などの専門的な治療について、幅広く学ぶことができます。 血液内科の病棟は処置が多いことが特徴です。抗生剤、抗がん剤の点滴、骨髄検査、腰椎穿刺と抗がん剤の髄腔内投与、中心静脈カテーテルの留置、造血幹細胞移植術など盛りだくさんです。それぞれについて、目的、実際の手技、気を付けなくてはならない有害事象、合併症、施行後の管理方法まで学びます。この日は末梢血幹細胞採取を受ける患者さんについて学びました。▶ 病棟回診▶ 病棟実習臨床実習/学生の一日医療チームの一員として 臨床の現場で成長する内科学(血液・腫瘍内科)で診療参加型臨床実習を行った村田 莉紗子さんの一日を紹介します。

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