聖マリアンナ医科大学 SCHOOL GUIDEBOOK 2020
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18総合教育科目■は選択必修科目 □は選択科目■副外国語(独語)■副外国語(仏語)■副外国語(中国語)□AcademicEnglishforStudyingAbroad□PreparationforOverseasClinicalInternshipPrograms□ElementaryTOEFLPreparation□TOEFLWriting□AdvancedTOEFLPreparation□PreparationforClerkships/FellowshipsandUSMLE□最新コミュニケーション技法□古代の日本人と医療□読み手に届く文章講座□医学教育学□西洋の歴史と医療□哲学□医師のための□医の歴史□法と倫理□芸能と日本語□科学としての心理学□経済学入門□物理科学と科学的論法□基本生物医学□スポーツと科学□生体調節のしくみ□脳はどこまでわかってきたか?□医療者のための情報技術入門□基本的外科手技カウンセリング講座―神経科学研究の現在▶ 最新コミュニケーション技法患者さんとの対話を学ぶ 患者さんとのコミュニケーション技術の修得は「良医」にとって必要不可欠です。この講義では、「良医」として、患者さんとのより良いコミュニケーションを可能とするための、6つのテーマで構成しています。 それは、①コミュニケーションの基本論「聴く・尋ねる・応答する」を全体の基盤とし、②ディベート、③ディスカッション、④プレゼンテーション、⑤自己開発、⑥コーチングの各論であり、これらを通した参画型トレーニング「理論・実習・振り返り」により、各自の歩幅で実践力を培います。 表面的な会話技術といったレベルではなく、的確な自己表現力を培うとともに、「治してあげたい」医師と「健康を取り戻したい」患者さんとの、人間同士の深い相互理解を助けるためのコミュニケーション技術の修得を目指します。 授業は午後の2時限を使用して行われ、多くの場合は1時限目に講義、2時限目は個人研究やグループ実習に充てられており、学生同士がディベートの試合を行うこともあります。「医」を支える幅広い教養 1~4学年の選択科目の「総合教育科目」は、語学、人文・社会科学、医療系科目まで幅広い分野から構成されています。選択必修科目の語学は独語、仏語、中国語で、そのうち1科目を3学年までに履修することになっています。言語の修得のみならず、各言語の持つ文化的背景にも触れます。その他の選択科目は、西洋、東洋の医学の発達・発展を中心にした歴史関連の科目、高等学校までの自然科学をさらに各分野別に掘り下げていく科目、日本語の文章表現に磨きをかける科目、円滑な人間関係のためのコミュニケーション関連の科目、人間を取り巻く社会や哲学に関する科目、将来医療人として役立つ経済学や情報技術などに関する科目を開講しています。 講師の大半は学外組織所属で、外部からの情報も豊富に得られる学習環境です。学年が上がるに連れて、専門医学に特化していく医学部環境の中で、視野を大きく保ち、一人の人間としてさまざまな問題を熟慮する良い機会になると期待しています。医療人としての人間性、調和の取れた個性あふれる自己の形成を目指します。From Teacher 特色ある選択科目で培う「人間性」 本学は互いに医師になるという目標に向かって支え合い、切磋琢磨する姿勢、人に対する思いやりと、成長するのに不可欠な「素直さ」を有している学生が多いのが特長です。こういった学生が多いのは、幅広い知識を身につけるとともに、意思疎通や感情の取り扱い方を知り、ブレない自己肯定感と他者への相互理解を深め、一人の人間として不可欠な感性・人間性を養うことを目標にしたカリキュラムを組んでいることも理由の一つです。担当教員 医学教育文化部門 又野 悦子

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