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ハワイ大学(アメリカ)との医学教育交流プログラムの協定締結について

 本学は平成28年10月にハワイ大学医学部(アメリカ ハワイ州)と医学教育交流プログラムに関する協定を締結し、医学部学生の相互派遣、卒前の短期臨床実習(病院研修)に関する教育内容や研究のための教職員の交流について合意致しました。
 ハワイ大学医学部のJohn A. Burns School of Medicine(JABSOM)はオアフ島ホノルル市から程近いマノアに位置するハワイ大学システムを構成する大学の1つで、同大学群の中核に位置付けられます。同大学システムは、多数の学部、大学院、専門職大学院他で構成され、キャンパスはマノア校の他に、ウェストオアフ校(オアフ島)、ヒロ校(ハワイ島)に分かれます。
 メインキャンパスのハワイ大学マノア校は、1907年に農業および機械技術を主に教授するランド・グラント・カレッジ(=設立のために公有地を付与された大学)として設立されました。その後、1965年にハワイ州知事であるJohn A. Burns氏により基礎医学を学ぶ2年制の医学部を併設し、1973年に4年制の学位授与高等教育機関として認証され、現在のキャンパスは2005年にホノルルのダウンタウン近郊に移転されました。
John A. Burns School of Medicine(JABSOM)はPBLや地域医療、プライマリケアを中心にカリキュラムを展開しており、留学生に対しても同様のプログラムを実施し、定評があるため、日本を始めとする世界各国の医学部生が同大学での実習に参加しています。
この度の協定締結の経緯としては、数年間に渡り同大学との交渉を続け、昨年初めて本学の学生が同大学へ派遣、実習を修了したことにより、今後も両大学間で更なる相互交流を目指し、協定を締結いたしました。
この協定を通じて、来年度以降も継続的に本学の学生を短期臨床実習で派遣し、また、同大学からの留学生を受け入れるための準備も進めて参ります。

 

google_01John A. Burns School of Medicineの外観と同大学での本学学生の様子

協定相手校:John A. Burns School of Medicineホームページhttp://jabsom.hawaii.edu/