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本法人と学校法人東京純心女子学園との相互連携に関する合意文書の締結について

 学校法人聖マリアンナ医科大学と学校法人東京純心女子学園は、共に有するキリスト教(カトリック)の精神のもとに、両大学がそれぞれ専門とする分野を活かして看護系学生の教育の分野で連携を図り、東京純心女子大学が平成27年度に開設を目指す看護学部看護学科に対して本法人が全面的に協力する相互連携に関する合意文書を2013(平成25)年11月13日(水)に締結しました。

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合意内容

  1. 東京純心女子大学は名称を「東京純心大学」と改称することとし、平成27年度を目途にして、新たに看護学部看護学科の設置を計画する。
  2. 聖マリアンナ医科大学は、自らが有する看護教育の経験を活かし、新たに開設を目指す東京純心大学看護学部看護学科に対して、教育人材の確保、教育環境の整備の面において、全面的に協力する。
  3. 両大学は、教員の相互交流を積極的に行う。
  4. その他、両大学は看護学生の教育に関して生じる必要事項については、相互の信頼、互恵、双務の原則に基づいて話し合いの上、協力する。

 両法人の関係は、東京純心女子学園の創立時にまでさかのぼり、同学園の創立者シスター江角ヤスによると、学校法人聖マリアンナ医科大学初代理事長の明石嘉聞博士(当時、東横病院院長、東京純心女子学園の初代理事になる)ご夫妻の約2年間にわたる多大なご協力を得て、現在東京純心女子大学がある八王子市滝山町の地を探していただいたと言う経緯があります。
 昭和48年10月に明石嘉聞理事長が帰天され、その遺志を明石田鶴子夫人(2代目理事長)が継ぎ、昭和56年には、那須の明石山荘と周辺の敷地をカトリック教育修道会「長崎純心聖母会」や同学園に寄贈され、昭和58年には「那須祈りの家」が黙想の家として完成し、多くの方々にご利用頂くようになりました。(*2012(平成24)年に「那須祈りの家」は、さいたま教区に委譲)
 その他、学校法人聖マリアンナ医科大学の明石田鶴子理事長並びに前田徳尚理事長(3代目理事長)などが東京純心女子学園の監事として協力するなど、これまで50年以上にわたり関係を築いてきた歴史的経緯があります。

 

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 調印式は、東京純心女子学園 法人棟3階会議室において執り行われ、本法人からは、明石理事長、三宅学長ほか全担当理事などが出席し、学校東京純心女子大学からは高野澄子理事長をはじめ浦田カズ代学長、その他理事4名、監事2名など10名の総勢20名が見守る中で明石勝也理事長と高野澄子理事長とが合意書面に捺印されました。
 調印式後は、合意文書調印を祝う会が盛大に開催され、明石理事長、高野理事長の挨拶の後、長崎純心聖母会 山野アヤ子総長からもご祝辞を賜りました。
 医学系大学と文系大学との連携は特異な例でもあり、これからの高齢化社会により多くのキリスト教的精神を学んだ看護師の卒業生を輩出することは、共にキリスト教(カトリック)の精神を建学の理念とする大学としても貴重な機会と受け止めております。
 今回の合意文書の締結により、今後両大学が看護系学生の教育の分野で連携を図り益々発展されることを期待しています。

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