当センターの特徴

POI(卵巣機能不全)外来

当院にはPOI(卵巣機能不全)外来があります。POI(卵巣機能不全)外来では、早発卵巣不全(早発閉経、POI:Premature Ovarian insuficiency)や卵巣機能不全と診断され、不妊治療を目的とした外来になります。

早発卵巣不全・卵巣機能不全とは

早発卵巣不全と診断された場合、どの病院を受診しても、赤ちゃんを授かることは難しいと医師から伝えられてしまいます。なぜかというと、どの国のガイドラインでも赤ちゃんを授かること自体が非常に困難であり、ほぼ不可能とされているからです。多くの場合、卵巣が萎縮し女性ホルモンを分泌せず無月経となります。そのような場合は「ホルモン補充療法」(女性ホルモン投与を行うこと)で、健康を害さないように閉経年齢までコントロールするのが一般的です。しかし単に女性ホルモン投与を行っても健康維持はできるかもしれませんが、妊娠は難しいのです。海外ではドナーの卵子をもらい、体外受精で妊娠出産したらいいと考える国もあります。
また、卵巣機能不全とは、早発卵巣不全までは至っていないものの卵巣機能が衰えている状態のことを指します。卵巣機能不全になると妊娠自体が難しい状態ではありますが、できるだけ早期の妊娠を目指します。

生殖医療センターでの取り組み

当院では数多くの早発卵巣不全の方々で成功した治療法を卵巣機能不全の方々に行うことで、少しでも早く妊娠して頂きたいと思っています。早発卵巣不全・卵巣機能不全の方々が自分の卵で妊娠・出産をしてほしいと願い、日々研究を重ね診療を行っています。最近では、卵が何年かぶりに出たり、卵が取れたり、受精したり、妊娠したりといった方々も多くいらっしゃいます。月経不順になる前の方々とは比べ物にならない程卵胞形成すること自体が険しい道のりです。妊娠出産すること自体が非常に珍しいのですが、当院では萎縮した卵巣から卵子が取れ、妊娠出産できる事を確認しています。
まずは自然のホルモンバランスに戻し、それから妊娠・出産を目指しましょう。

卵巣機能不全の外来診療について

早発卵巣不全外来は現在非常に混雑しております。そこで、2012年7月1日より受診システムを完全予約制にさせて頂くことになりました。
初診は石塚特任教授、河村准教授が担当します。しかし、学会・出張・緊急処置等で必ずしも担当できないこともありますのでご了承ください。その様な場合は生殖医療専門の医師が担当させて頂きます。今までは予約無しで初診として来院された患者さんにも対応させて頂いておりましたが、今後は現在通院中の病院で早発卵巣不全と診断された紹介状のある患者さんのみの予約制となりますのでご協力をお願い致します。
予約なしで初診として来院された方は当日診察できない場合がありますのでご了承下さい。

《早発卵巣不全外来 初診 予約手順》平日:8:30~17:00
1.現在通院中の病院から聖マリアンナ医科大学病院 地域医療連携室にFAXしてもらう。(FAX:044-975-0608)
 ※産婦人科宛で診断名に早発卵巣不全(POI)と明記してください。
2.地域医療連携室から約30分程度で予約日時が記載された予約票を現在通院中の病院宛にFAXで返信させて頂きます。
3.予約日時に紹介状と予約票、保険証をお持ちの上、ご来院下さい。
 ※予約変更の際は予約票を手元にお持ちの上、聖マリアンナ医科大学代表 (TEL:044-977-8111)にお電話下さい。地域医療連携室にて、予約変更を承っております。