眼科

主病棟 入院棟6階東
外来 病院本館3階
対応疾患 白内障、緑内障、網膜硝子体疾患、斜視弱視、コンタクトレンズ、ぶどう膜炎、涙道

ご挨拶

当科では、全ての患者さんに信頼されご満足いただける眼科となるよう、次の2点を理念として診療を行っています。
第1は眼科のあらゆる疾患に対して高い水準で対応するということを目標にしています。

眼科疾患には角結膜疾患などの前眼部疾患から眼底疾患に至るまで様々な疾患がありますが、各分野に専門外来を設け(下記)、最新の検査・治療法を導入し、専門医による診療を提供します。

特に、白内障、緑内障、網膜硝子体疾患には最新の検査・手術機器を導入し、重点的に診療を行っています。白内障手術では従来よりも小さい切開創で、炎症や痛みの少ない手術法を行うだけでなく、非球面レンズといって見え方をよくするレンズや乱視矯正も可能にする眼内レンズを挿入し、手術の痛みもなく見え方もよい最新の手術を行っています。
多様なニーズに対応できる多焦点眼内レンズを用いた手術も行っております。

緑内障では、早期診断が重要ですが、網膜の微細な変化も見逃さない最新の断層解析装置で早期診断を行います。OCTアンギオグラフィという最新の機器により、造影剤を用いるような眼底検査も造影剤を使用することなく、数秒で行うことができます。最新のレーザー治療機器や緑内障インプラントも導入し、軽症から重症まで症例の程度に応じて、最適な手術法が選択可能です。

網膜剥離や糖尿病網膜症など、網膜硝子体手術では、口径の小さい27,25ゲージ器具を用いた小切開・短時間手術を行っており、従来の手術とは比べものにならないほど、痛み・炎症が少なく早期視力回復が可能です。

黄斑変性や黄斑浮腫に対しても、最新の眼底解析装置による診断のもと、光線力学療法・レーザー治療を併用した薬物療法を行います。他の手術施設からの紹介も多く、治療困難といわれた症例にも対応しています。

第2に患者さんへのサービス向上を目的として、かかりつけ医と当科との連携を充実させることを目標としています。
連絡を密に取ることによりかかりつけ医と共同して、患者さんの状態をしっかり把握し、最善の治療に結びつけるだけでなく、通院や検査治療の繰り返しなどの患者さんの負担をできるだけ軽減し、無駄なく最善の診療が受けられるよう努力しております。

例えば、手術や光線力学療法、専門的診察は当院で行いますが、普段は通院しやすく便利なかかりつけ医に通院いただいています。
かかりつけ医がない場合は積極的に逆紹介も行い、患者さんの負担を軽減しています。

大平 善之(主任教授)

診療部長

北岡 康史(教授)

診療内容

  • 眼科一般外来 : 眼科一般の疾患に対して診療を行い、専門外来で特殊検査が必要な場合予約を取るようにしています。
  • 網膜硝子体外来 : 黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜剝離などの眼底疾患を専門的に診療している外来です。
  • コンタクトレンズ外来 : 全眼部光干渉断層計などの最新の機器を用いて、円錐角膜などの疾患の他、角膜疾患についても診療を行っています。
  • 斜視・弱視外来 : 斜視、弱視の診断と治療を行っています。
  • 緑内障外来 : 緑内障、又はその疑いのある患者さんの診断と治療方針決定を行っています。
  • NCU外来 : 未熟児網膜症の診察と加療を行っています。
  • 涙道外来 : 涙道症など涙道に対する手術治療を主に行っています。
  • ぶどう膜炎外来 : ぶどう膜炎に対する治療を専門的に行っています。

特殊検査・処置・入院・手術のご案内

名称 所要日数
(時間)
説明
視野検査 30分 緑内障や視神経疾患などによる見える範囲の狭窄を調べる検査です。
Hess複像検査 30分 眼球運動の異常を調べる検査です。
網膜電図 30分 網膜の機能を判定する検査です。
斜視、弱視検査 1時間 斜視、弱視に関する各種検査を実施すると同時に訓練も行います。
蛍光眼底検査 1時間 造影剤を用いて、眼底、特に網膜の循環動態を調べる検査です。
超音波検査 30分 超音波を用いて、眼球の断層像をみる検査です。当院では、一般的な超音波診断装置に加え、前眼部の詳細な検査が可能である超音波生体顕微鏡検査も行っております。
緑内障検査 30分~1時間半 緑内障の病型診断、病期の判定、手術適応の判定など病状に合わせ、必要な検査を行います。
レーザー治療 1時間 アルゴン・ダイレーザーを用いた様々な眼底疾患、緑内障の治療およびYAGレーザーを用いた後発白内障、緑内障の治療を行います。
外来手術 30分 原則として予約制で霰粒腫、麦粒腫(ものもらい)の切開、摘出や内反症など、外来で可能な手術を通院で行います。
白内障手術 片眼1泊2日 原則として入院して、小切開手術、眼内レンズ挿入を行います。
緑内障手術 片眼7日
両眼14日
病型、病状に合わせた術式を選択し、術後管理も十分に行います。
網膜剥離手術 7~14日 病状に応じて経強膜手術と硝子体手術を行います。
硝子体手術 3~14日 網膜前膜・黄斑円孔などの黄斑疾患から増殖硝子網膜症などの重症例も対応いたします。
斜視手術 2~3日 手術が必要な斜視に対して行います。
初診外来 再診外来 専門外来
午前 豊田泰大

花田真由

吉村雅弘

内山直人

遠藤誠子

友清海斗

正木雄麻

[緑内障外来]
△徳田直人
塚本彩香
豊田泰大

遠藤誠子

吉村雅弘

午後

今野貴文

山田恵子

[緑内障外来]
△徳田直人
塚本彩香

豊田泰大

遠藤誠子

吉村雅弘

午前

重城達哉

関根伶生
藤田直輝

吉村雅弘
内山直人

正木雄麻

與島有里菜

[NCU外来]
重城達哉
藤田直輝
午後 山田恵子
午前

塚原千広

佐瀬佳奈

畑真由美
豊田泰大
関根伶生

梯滉太

[緑内障外来]
○北岡康史
午後 三石拓実

[斜視・弱視外来]

畑真由美

[涙道外来]
後藤聡[非](2,4)

塚本彩香(2,4)

午前

○北岡康史

佐瀬佳奈

畑真由美
塚原千広
花田真由

友清海斗
與島有里菜

[斜視・弱視外来]

畑真由美

花田真由

午後

[特殊コンタクトレンズ外来]
松澤亜紀子(2)

午前

△徳田直人

[非]中村芽衣子
塚本彩香

重城達哉
藤田直輝
梯滉太
遠藤誠子

[NCU外来]
重城達哉
藤田直輝
午後 三石拓実
午前

藤田直輝(1,2)

友清海斗(1)

今野貴文(1,3)

與島有里菜(2,3)

山田恵子(2,4)

関根伶生(3)

遠藤誠子(4)

正木雄麻(4)

午後

〇=部長、△=副部長、[非]=非常勤

都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)

( )内の数字は第何週目かを示しています。

休診・代診のご案内

現在「休診・代診のご案内」はありません。

主な手術および検査件数
(2021年度実績)

手術名・検査名 件数
白内障手術 1,653
緑内障手術 346
網膜硝子体手術 670
斜視手術 27
涙道手術 136
レーザー治療 246
角膜移植 0
その他の外眼部手術 90
  • 緑内障の診断および手術方法、手術機器の開発を含めた治療方法
  • 網膜・硝子体疾患(網膜剥離、黄斑部疾患、糖尿病性網膜症など)の診断と治療
  • 白内障手術
  • コンタクトレンズの処方およびケア方法

などについて研究しております。

採用情報

聖マリアンナ医科大学 眼科学教室 2024年度後期研修医採用試験について

日  時:  令和5年8月24日(木) 17時より
      (上記日程が不都合な場合は下記問い合わせ先に連絡すること)
集合場所:  聖マリアンナ医科大学 医学部本館2階 眼科医局
出願資格:     ①2024年3月末にて初期臨床研修修了見込の者
                  ②医師免許取得後2年間の初期臨床研修を修了した者で聖マリアンナ医科大学眼科専門研修プログラムに基づく臨床研修を希望する者


注意事項:     医学部入学時あるいは入学後に都道府県から奨学金等を受けていた者は、奨学金を一括返済したとしても、従事要件が解除されていない場合があるため、そのような場合は事前に連絡すること。

募集定員:  5名
必要書類:  履歴書(すでに提出済みの場合は不要、まだ提出していない場合は8月18日(金)までに眼科医局宛に書面にて送ること)なお、臨床研修修了(見込み)証明書、医師免許証のコピーなどについては入局内定後に別途提出を依頼する。

選考方法:     面接試験を主とするが、必要に応じて筆記試験を行うこともある。

試験の結果については早々に連絡するが、令和5年9月1日までには内定もしくは不採用の連絡を行う。

問い合わせ及び履歴書郵送先:
聖マリアンナ医科大学 眼科医局
〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
電話 : 044-977-8111 内線3252
e-mail : ganka@marianna-u.ac.jp



2023年度 聖マリアンナ医科大学眼科医局説明会    ※ 終了しました。

入局を検討している方は、履歴書をご持参ください。
当日は説明会後、ウエットラボも同時開催いたします。

日時:2023年7月27日(木)17時30分~
対象:初期臨床研修医、本学医学部学生
場所:医学部本館3階 大学院講義室①
   現地+WEB ハイブリッド開催

眼科医局 担当 徳田
TEL 044-977-8111(代表)内線3252
メールアドレス: ganka*marianna-u.ac.jp
メール送信の際はアドレス内の「*」を「@」に変換の上、送信してください。





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