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病院長のイチ押し!!

眼科トピックス

血管新生緑内障

 難治性の緑内障です。原因は糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症、眼虚血症候群などが挙げられます。虹彩に写真のように血管が多数認められます。このとき、隅角といって眼内の水が循環し最後に出ていく出口にも新生血管が多数存在し、隅角は癒着し、房水が出口を失って眼圧が上昇します。失明に至ることが多い状態ですが、最近では抗VEGF抗体の硝子体注射を行ってから線維柱帯切除術を施行することで、失明を免れる患者さんが増えてきております。また、別の選択肢としてチューブシャント手術という新しい方法が可能になってきております。これは保険適応の手術であり、原因が網膜にあるわけですからそちらの治療もすることが理にかなっているわけです。硝子体手術を併用し眼底も治療しつつ、チューブシャントにより水を硝子体腔から、結膜下に誘導することで良好な眼圧コントロールが得られます。このように難治性と知られている緑内障でも、治療できる方法が最近トピックとなってきております。


網膜トピックス (極小切開無縫合硝子体手術)

 近年、網膜剥離や糖尿病網膜症や黄斑疾患などに対する硝子体手術の際には25ゲージや23ゲージなどの小切開手術が主流となってきました。当院においては更なる小切開を目指し27ゲージ(直径0.4ミリ)のシステムを採用しています。これまでに傷口の閉鎖不良のため強膜の縫合を余儀なくされることがありましたが0.4ミリの傷を3カ所作るだけで手術が完遂でき全例縫合せずに終わることができるようになりました。これによって手術後におきる患者さんの異物感・痛みなどを大幅に軽減することができ、強いては入院期間も短縮され早期の社会復帰も可能となっています。