センター長挨拶
脳卒中センター長/脳卒中科教授 植田敏浩
聖マリアンナ医科大学東横病院は、平成20年6月16日に、脳卒中センター、心臓病センター、消化器病センターの3部門に特化した専門病院としてリニューアルオープン致しました。
脳卒中は、本邦においては死亡原因第3位、臓器別の死因第1位、寝たきりの原因第1位、さらに国民医療費の約10%を占める重大な疾患です。そして脳卒中は、神経放射線学的な診断・治療技術の進歩と、脳梗塞治療の特効薬であるtPAの認可(2005年10月)によって、従来までの“不治の病”から早期に適切な治療を行うことによって“治る病気”となってきました。
そこで、東横病院脳卒中センターは、脳卒中によって死亡したり重大な後遺症を来す患者さんを少しでも減らすために、脳卒中の緊急治療および高度先進医療に取り組むために設立されました。
脳卒中センターでは、24時間365日態勢で脳卒中および脳卒中を疑う患者さまの救急医療を行います。救急当番医は脳卒中センター専用のホットライン(PHS)を常時携帯し、救急隊や近隣の先生方からの患者さまをできる限り早く受け入れます。
東横病院脳卒中センターの大きな特徴は、脳卒中診療を担当する診療科名を、”脳卒中科”と標榜していることです。脳卒中科では全身疾患である脳卒中診療に特化して、救急医療や予防的医療から脳血管内治療までを幅広く担当します。頭を切らない脳血管の手術である”脳血管内治療”の指導医・専門医を複数有し、最先端の脳血管内治療を提供します。
そして当センターでは、脳卒中医・脳神経外科医・脳血管内治療医が垣根なく一つのチームを作っています。この医師のチームを支えるのが、脳卒中センター及びStroke Care Unit(SCU)の看護師と、放射線技師、リハビリ療法士、医療ソーシャルワーカーなどの専門職です。これら多職種の専門家によるチーム医療が脳卒中センターの要です。
さらに当センターでは、地域医療に貢献すべく最新の脳卒中診療を提供すると共に、新たな治療法の開発や臨床試験にも積極的に参加していきます。また、脳卒中の専門医療(内科的治療・脳外科治療・脳血管内治療)を学ぶことを希望する若手医師の研修も積極的に受け入れていきます。
このように先進的な取り組みをしつつ、地域の方々に信頼される医療機関として認めて頂けるように努力を怠らない所存ですので、よろしくお願い申し上げます。


