総合医・家庭医後期研修プログラム

プログラム概要

当プログラムは川崎市立多摩病院(以下当院)における3年間の総合医・家庭医後期研修プログラムです。当院は376床の地域医療支援病院であり24時間365日の患者受け入れを行っております。現在までに9名の家庭医専門医を輩出しており、そのうち4名が近隣で開業、相互に診療協力をおこなっております。地域医療を担う病院と診療所を一貫して学び、専門領域まで踏み込んだ一歩進んだ診療能力を身に付けることができるプログラムとなっています。

当院の研修の特徴

1)さまざまな疾患を総合診療科と各科専門医の指導の下、経験できる

肺炎、尿路感染、蜂窩織炎といった感染症から、心不全、喘息、膵炎、脳梗塞まで多くのcommon diseaseを経験できます。当院には10名の総合診療内科スタッフと各科専門医が一つの医局内におり、診療連携を行っております。そのため、総合診療医からの指導のみならず、各科専門医からの指導も適宜受けることができます。救急外来では外傷対応など、救急専属医や整形、脳外科医の指導の下、内科以外の疾患も安全な環境で研修が可能です。

2)豊富な指導経験

当院はこれまでに9名の家庭医専門医を輩出しております。そのため教育に関してのノウハウを持っており、充実した研修を提供する自信があります。卒業生はスタッフとして当院で勤務する者(2名)と近隣に開業する者(6名)が連携しており、後輩指導の時間を惜しみません。

3)充実した他科研修

総合診療内科や診療所研修が重視される家庭医後期研修プログラムですが、大学関連施設でもあるため様々な他科専門研修も用意しております。内視鏡、超音波、整形外科、皮膚科などの他、大学病院での血液内科、膠原病内科研修も選択可能となっております。ICU管理や三次救急対応も大学病院で行います。

4)医学教育を重視

当科は常に2-3名の初期臨床研修医と5-6名の医学生が研修のため所属しており、医学教育を重視しております。医学教育を専門的にうけたスタッフも在籍するため、教育方法も学ぶことができます。

5)豊富なカンファレンス 勉強会

JCHO徳田先生、亀田ファミリークリニック館山岡田先生との定期的な勉強会や東京医科大学、慈恵第三病院、立川相互病院との総合診療カンファレンス、GIMカンファレンスなど他施設との交流も盛んです。

6)都心からすぐ!

小田急電鉄、JR南武線の2路線が乗り入れる登戸駅直結、新宿・渋谷まで20分、川崎駅まで30分、横浜まで35分と都内へのアクセスも良好です。

プログラム例

1年目:9か月間は総合診療内科研修(選択研修として内視鏡、超音波など)。3か月は小児科研修となります。
2年目:総合診療内科研修他、各専門家の選択研修
3年目:診療所研修、総合診療内科研修(チームリーダーとして)


週間スケジュール例

関連研修施設

聖マリアンナ医科大学病院は当院から車で15分ほどの距離に位置する1200床の病院です。ICU、3次救急を経験できる救命センターを有し、当院にはない血液内科、膠原病内科などの専門研修が可能です。
多摩ファミリークリニック、久地診療所、あいクリニック中沢は多摩病院総合診療内科の立ち上げメンバーが開業し、現在も相互の診療協力を行う関連施設です。お互いに医師を行き来させ、一貫した診療体制を構築しております。総合病院では学べない在宅診療、地域との交流など診療所ならではの研修が行えます。

指導体制

プログラム責任者:土田知也(家庭医療専門医・指導医)
指導スタッフ:國島広之(感染症指導医)、西迫尚(整形外科専門医・スポーツ医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医)、小野嘉文(日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医)、酒井翼(家庭医療専門医・指導医)、田中拓(救急専門医)、松田隆秀(リウマチ専門医)