病院のご紹介

災害対策について(設備・備蓄・連携)

はじめに

川崎市立多摩病院は必要病床が不足し、特に急性期医療機関が少ない川崎市北部地域に川崎市がその解消を目的として整備を進めたもので、平成18年2月に開院し、指定管理者として学校法人聖マリアンナ医科大学が運営をおこなっています。施設の特徴としては急性期医療、高度医療の充実に加え、屋上ヘリポートや24時間対応の救急災害医療センターを設置して、災害医療拠点としての役割を担っています。

建物の構造

  • 病院棟:SRC造(免震構造)地下2階、地上6階、塔屋1階(ヘリポート)
  • 駐車場棟:RC造地下3階

 

地下2階(免震階)に設置する免震装置(積層ゴム・鋼製ダンパー)により、建物に伝わる地震の揺れを軽減させています。

電力

災害拠点病院として電源の信頼性や安全性を十分に考慮して下記5種類の電源による多重化を行い、すべてを系統連携して相互補完可能としています。
① 6.6kV商用電源(本線/予備線2回線受電)
② コージェネレーションシステム(都市ガス ガスエンジン400kW×2台)
③ 非常用発電設備(ガスタービン1000kVA)
④ 太陽光発電装置(20kW)
※コージェネレーションシステムは都市ガスを燃料により、発電による院内への電気供給とその排熱利用による冷暖房・空調加湿用ボイラー蒸気や温水を作り出すシステムです。(都市ガスの供給が可能であれば使用し続けることができます。)
 

給水

給水系統は飲料用の上水系統、排水・雨水を主にトイレ水洗用として再利用する雑排水系統等があり、地下2階(免震階)に上水・雑用受水槽を設置しています。また給水ポンプは建物高さの制約から加圧給水ポンプ方式としています。上水・雑用受水槽とも約1週間分の備蓄が可能となっています。

通信回線

災害時に固定電話あるいは携帯電話が使用できなくなった際の通信手段として、川崎市防災行政無線・衛星電話3台・神奈川県防災行政通信網用機器(FAX)を保有しています。(衛星電話訓練は3か月毎に実施しています)

訓練

多摩病院は神奈川県の災害拠点病院であり、神奈川DMAT隊を1隊編成。毎年、病院長以下各部署の職員が多数参加する実践的な「災害訓練」、各部署ごとに実施される「セクション別防災訓練」、また多摩消防署との合同による「合同消防訓練」を実施しています。また川崎市消防局からの要請により屋上ヘリポートを使用した「夜間ヘリコプター離発着訓練」、川崎市主催による「総合防災訓練」にも参加しています。

備蓄品

院内に災害備蓄庫を設置し、簡易ベッド等災害用備品や資機材、及び備蓄食料・飲料水等を3日分備蓄しています。

多摩消防署との合同消防訓練


夜間ヘリコプター離発着訓練


川崎市総合防災訓練(2016年)