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Life at Marianna

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海外臨床実習報告(2)

大学院レベルの教育を受ける

江原国立大学/韓国(平成27年 協定締結)第6学年 万波 初香

チームプロフェッサーとレジデントと学生たち(左から2番目)

私はFamily doctorに興味があり、将来は家庭医学の発達したイギリスなどに留学することも考えています。異国での生活がどういうものであるか学ぶため、海外で実習することを選びました。
私が実習した江原国立大学は、日本では大学院にあたります。先生も学生も英語が堪能で、学生はmedical termをすべて英語で習っているほどでした。
実習は8時から始まり、午前中は講義や外来見学があり、午後は講義と病棟実習などを行いました。私は積極的に実習へ参加し、講義後は先生に質問するなど、少しでも医学英語のボキャブラリーを増やすように心がけました。
実習中のプレゼンテーションはスライドも発表も、すべて英語で行われました。初めての経験で準備が大変でしたが、チームメイトの友人に助けてもらいながら自分でできる限り努力しました。分からなくても助けてもらえることは、交換留学の良いところだと感じました。
海外で実習することに不安もありました。しかし英語でのコミュニケーション力向上に加え、自分が海外の学生に比べどれだけ劣っているかを知る絶好の機会になりました。また、限られたツールの中で生活する力も身につき、本当に実りの多い実習でした。

厳しい環境に飛び込み、積極的に医学英語力を磨く

高神大学/韓国(平成23年 協定締結)第6学年 宮崎 凌

実習初日の歓迎会(前列中央)

誰も知り合いがいない土地に行くことで、今までよりも積極的になれるのではないかと考え、海外の大学での実習を希望しました。渡航前、医学用語は一通り英語で話せるように、自己紹介は韓国語でできるように、準備をしていました。
実習が始まると、現地の学生がすらすらと英語で話していることにまず驚きました。私は分からないことを医学英語で質問できないこともあり、その際は、実習終了後に調べて次の日に質問するように心がけ積極的に実習に取り組みました。
実習は感染症内科と臨床検査医学の2つの部門で行いました。感染症内科では9時に病棟に集合。回診をして、そのあと外来見学でした。午後はレクチャー、外来見学、OSCE練習、カンファレンスなど様々でした。臨床検査医学では、9時から検査室で各検査を見学し、午後は午前中に見学した検査について教授からレクチャーを受けました。
1カ月の実習中、多くの先生から韓国の医療についてうかがい、日本の医療についても質問されました。自ら説明することで、以前よりも日本の医療を客観的に捉えられるようになったと思います。帰国する頃には、韓国の学生たちと英語で冗談を言い合えるぐらいになり、英語力の上達も感じました。