ニュース

本学と明治大学との大学間交流に関する包括協定の締結

共同研究の推進により医療現場における課題を解決

 聖マリアンナ医科大学と明治大学は2013年7月3日(水)、教育・研究活動の交流と連携の推進を目的とした大学間交流に関する包括協定を締結しました。
 両大学は、神奈川県川崎市にキャンパスが位置していることもあり、聖マリアンナ医科大学は医学部、明治大学は理工学部を基点とした共同研究を行うなど、双方の研究者間の交流を続けてきました。
 2010年7月には、聖マリアンナ医科大学微生物学教室と明治大学理工学部有機合成化学研究室が共同研究契約を締結し「新規化合物の用途開発に関する研究」を進め、現在、その成果に基づく「抗菌薬」を共同出願するなど取り組みでの実績があります。
 本協定の締結により、共同研究シーズの実現に向けた両大学間の全学的な取り組みが推進され、医療現場における課題解決に資する医療機器の開発・改良など医工連携の促進が期待されます。
 また、教職員や学生の交流、施設の相互利用などを通じて双方の有する教育研究資源を相互補完的あるいは相乗的に利活用し、両大学の教育研究力の向上を図るための方策を検討していきます。

thoinshiki

 

 調印式は、明治大学駿河台キャンパスのリバティタワー23階にある貴賓室で執り行われ、本学からは尾崎医学部長、加藤研究科長を含め常置委員会委員長ら教授陣8名が出席し、明治大学側からは、福宮賢一学長をはじめ伊藤副学長、荒川理工学部長等を含めた8名の総勢16名の関係者が見守る中、三宅良彦学長と福宮賢一学長が協定書に署名しました。
 調印に先立つ懇談の席上で、福宮学長は、生田キャンパスの健康診断や同診療所への医師派遣に触れ「日頃から学生や教職員の健康を守ってもらっている」との謝辞を述べられました。
 一方、本学としては、医療ロボット「ダヴィンチ」に優る最新の医療ロボットの開発や心臓のより高度な画像化など、医療現場における課題解決に向けた機器の開発などに期待を込めるとともに、今回の包括協定を機に両大学間の活発な交流と連携・協力の推進によって我が国の教育・研究の一層の進展に資することができればと抱負を述べました。
 今後、本包括協定を基に様々な分野で個別協定を締結し、両大学の発展に寄与していくことに期待します。

 thoinshiki2

【明治大学の概要】

明治大学は「近代市民社会を担う聡明な若者を育成する」ことを目指し、1881年にフランス法の自由民権思想を学んだ青年法律家らが創設した大学。10学部,15研究科,2附属学校を擁している。所在地は駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台)を本部とし、和泉キャンパス(東京都杉並区永福)、生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区東三田)、中野キャンパス(東京都中野区中野)、八幡山グランド(東京都世田谷区八幡山)があり、学部学生29,902名、大学院学生2,531名(2013年5月現在)