診療部門のご案内

生殖医療センター

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平成22年 6月01日現在

紹介・アピール

センター長 石塚文平(教授)

 日本においては、正常な性生活を営んでいるにもかかわらず2年以上経っても妊娠に至らない場合を不妊症といいます。通常90%のカップルが2年以内に妊娠します。従って10%のカップルが不妊症となります。その原因も様々であり、原因不明の場合も少なくありません。最近では男性側の要因も少しずつ明らかとなって不妊の原因は女性側1/3,男性側1/3、双方の原因1/3と約半数は男性にも原因があります。従って奥様だけでなくご主人の検査もされることをお薦めします。ほとんどの症例は、タイミング指導や薬物療法などで妊娠に至りますが、人為的な技術が必要となる症例が存在します。このような医療技術を生殖補助技術(Assisted Reproductive Technology:ART)と言われています。生殖補助技術には、体外受精・胚移植、顕微受精、受精卵凍結・解凍移植などが含まれます。

設置の目的
 生殖医療センターは、この生殖補助技術を用いた治療を主に行う部門として設置されました。近年の生殖医療の進歩にはめざましいものがあります。1978年に英国ではじめて試験管ベビーと呼ばれた体外受精・胚移植が成功して以来、相次いで生殖補助技術が発展し臨床に応用されています。これら生殖補助技術の進歩により、不妊症の治療も大きく変化してきています。現在では体外受精・胚移植のみならず、一個の精子があれば受精・妊娠が可能となる顕微受精技術を用いた卵細胞質内精子注入法が普及してきています。また射精精液中に精子が存在しなくても精巣内や精巣上体から精子を採取し顕微受精を行うことも可能となっています。生殖補助技術を行うには、専門的な知識・技術が必要です。またこの治療は、カップル単位の医療であり当生殖医療センターでは男女両面からのサポートをする診療を心掛けています。このような高度医療を行うための診療科間の連携を保つために生殖医学の基礎研究者も本センターに加わり設立されました。またこのセンターは精子・卵を扱うことから本学の生命倫理委員会の管理下に運営されています。

職員一覧

職名 職種 氏名 専門分野(資格)・担当分野
センター長(教授)、産科部長 医師 石塚 文平 不妊一般治療、早発閉経(POF)、更年期、生殖内分泌
副センター長(教授)、腎泌尿器外科部長 医師 力石 辰也 腎移植
副センター長(准教授)、産科副部長 医師 田村 みどり 不妊一般治療、子宮内膜症、内視鏡(腹腔鏡・子宮鏡)
婦人科医長(准教授) 医師 鈴木 直 悪性腫瘍合併不妊、膠原病合併不妊、卵子・卵巣凍結
産科医長(助教) 医師 石山めぐみ 不妊一般治療、内視鏡手術
産科医長(助教) 医師 五十嵐 豪 不妊一般治療、更年期、内視鏡手術
産科医長(助教) 医師 奥津 由記 不妊一般治療、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、悪性腫瘍合併不妊、卵管鏡下卵管形成術(FT)
婦人科医長(助教) 医師 渡部 真梨 不妊一般治療、早発閉経(POF)
産科医長(助教) 医師、生殖補助医療胚培養士(エンブリオロジスト) 杉下陽堂 不妊一般治療、IVM(未熟卵子体外培養体外受精法)、早発閉経(POF)
医員(診療助手) 医師 吉岡 伸人 不妊一般治療、男性不妊(MD-TESE)
医員(診療助手) 医師 西島 千絵 不妊一般治療、更年期

業務の案内

業務名称

生殖補助技術(Assisted Reproductive Technology:ART)

業務内容

人工授精:精子を子宮内に注入する方法です。
体外受精・胚移植:卵巣より卵子を採取し体外にて精子と共培養し受精させ、受精卵(胚)を子宮内に移植します。
顕微受精:通常の体外受精・胚移植において受精に至らない場合に、顕微鏡下に一匹の精子を卵子の中に注入して受精をさせる技術です。
受精卵凍結・解凍移植:胚移植時に余剰となった受精卵や合併症などで移植を見送らなければならない症例に対して受精卵を凍結保存し、その後に解凍し移植する方法です。
胚盤胞移植:本来子宮内膜に着床するべき胚盤胞の段階まで体外培養を行い、子宮に移植する方法です。
精巣上体精子および精巣内精子吸引採取法:射精精液中に精子を認められない症例は、以前は無精子症として妊娠は不可能と言われてきましたが、精巣上体や精巣より精子を採取し、顕微受精を用いて卵子の中に注入することが出来ます。

受付方法 外来診療は、女性の方は産婦人科外来で行っております。受診される場合には、それぞれの診療科を受診ください。
担当医は一般不妊診療から生殖医療センター内での治療まで一貫して行っております。また妊娠された場合も引き続き産婦人科外来にて妊娠管理させていただいております。
受付時間 産婦人科 初診 月~土の午前11時まで
担当科 産婦人科
担当表 産婦人科外来表参照

研究の紹介

研究内容

今後、生殖医療に応用される以下の新しい技術の基礎的研究を行っています。

産婦人科
・未成熟卵子の体外成熟
・卵巣凍結法
・卵成熟過程における内分泌学的調節機序


お知らせ

生殖補助医療技術別料金表

2009.3.30

 

処置

金額

支払日

C-IUI 人工受精 8,400 施行日
C-IUI 人工受精(検査未実施) 12,600 施行日
精液一般検査 2,630 検査日
精子凍結保存料 7,350 凍結日
採卵+培養 157,500 次回来院日
採卵無し 52,500
採卵キャンセル 21,000
胚移植 52,500 施行日
胚移植2段階目 21,000 施行日
顕微受精(ICSI) 52,500 次回来院日
胚凍結保存料(5個以下) 31,500 次回来院日
胚凍結保存料(6個以上) 52,500 次回来院日
胚凍結保存料(更新料) 21,000 更新時
再凍結 21,000 次回来院日
凍結胚融解・胚移植 84,000 施行日
凍結胚融解・胚移植(移植不可) 31,500 施行予定日

 

*内税価格

*顕微受精の際は、体外受精・胚移植の料金に顕微受精料金が追加となります。
*生殖補助医療に係る費用については全て保険適用外となります。


問い合わせ先

月、水、金  15:00~17:00
産婦人科外来  内線6322

 

当生殖医療センターにて治療を受けられる難治性の不妊症で悩むご夫婦に沢山の赤ちゃんが授かるよう努力いたしております。