平成22年 8月1日現在
腫瘍センターは、平成19年4月に設立され、平成22年7月より、抗がん剤治療の専門科としての腫瘍内科が活動を開始したと同時に、腫瘍センター長をはじめとしてスタッフが変わりました。これまでも診療を行なってまいりましたが、1つの科・1人の医師の判断だけでがん治療を行なうのではなく、キャンサーボード(Cancer Board)を充実させ、内科、外科、放射線科などの医師および看護師、薬剤師が相談・協力して、個々の患者様に最適ながん治療を行なうことを目指しています。
近年、患者様の生活の基盤を大切にするために、ほとんどの臓器のがん(乳癌、消化器癌、肺癌、婦人科癌、血液がん、など)において、抗がん剤治療はできるだけ外来で行なうようになってきております。そのため、外来注射センターが重要な役割を果たしておりますが、かつて入院で抗がん剤治療が行なわれてきた時と同じように、患者様から症状などの情報を正確に把握し、少しでも楽に抗がん剤治療を受けていただけるよう副作用などに対応しながら、安全な治療を心がけております。
また、がん治療には、化学療法や放射線療法などの「抗がん治療」のほかに、緩和医療も重要な役割を果たしており、専門の緩和医療チームが「抗がん治療」の開始から終了後も関与して、疼痛緩和のみならず、精神的な面をサポートするために、心理療法士などのカウンセラーが治療に関与することにより、全人的な医療ができることを目指しています。
さらには、連携パスなどを通じて近隣の病院、診療所、訪問看護ステーションなどとの協力を、さらに充実させたいと考えております。今後、近隣の先生方と連携し、がん患者さんが安心して在宅で療養することができるような情報の発信だけでなく、患者様からの要望や情報を収集・共有し、さらなる診療の向上につなげることを目指して、「がんサロン」を構築していく予定です。
その他、腫瘍センターの役割として、がん登録などがありますが、腫瘍センターではおのおのの業務を行うため、がん治療部会、緩和医療部会、がん登録部会およびがん教育・広報部会を設け、効率的ながん治療が行えることを目標にしています。
当院は平成19年10月に日本がん治療認定医機構の研修施設に認定されました。がん治療を専門に行う医師を育て、多くの病院でより充実したがん治療を行うことができるよう、教育にも力を入れたいと考えております。
| 職名 | 職種 | 氏名 | 専門分野(資格)・担当分野 |
|---|---|---|---|
| センター長 | 医師(教授) | 朴 成和 | 腫瘍内科・がん治療部会長 |
| 副センター長 | 医師(特任教授) | 高橋 正知 | 血液内科 |
| 副センター長 | 医師(准教授) | 峯下 昌道 | 呼吸器内科・がん教育・広報部会長 |
| 副センター長 | 医師(准教授) | 緒方 晴樹 | 乳腺外科・がん登録部会長 |
| 副センター長 | 医師(講師) | 二宮 正人 | 精神科、緩和医療部会長 |
| 副部長 | 医師(講師) | 中島 貴子 | 腫瘍内科 |
| 業務名称 |
外来化学療法 |
|---|---|
| 業務内容 |
腫瘍内科、リウマチ・膠原病・アレルギー内科、乳腺・内分泌外科、婦人科、脳神経外科における化学療法を外来で行なっています。 |
| 受付方法 | 各科の外来担当医師の指示による。 |
| 受付時間 | 病院受付時間と同じです。 |
| 担当科 | 上記各診療科 |
| 担当表 | 各科外来担当表をご覧下さい。 |
| 業務名称 |
聖マリアンナ医科大学病院 緩和ケアチーム |
|---|---|
| 業務内容 |
緩和ケアは、患者さんとそのご家族にとってできる限り可能なクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の維持・向上を目指しています。そこで、当院では入院中のがん患者さんに対し、痛みやその他の症状コントロール、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛に対して、専門のチームが主治医、病棟スタッフとともにサポートしていきます。 |
| 受付方法 | 入院各科主治医の指示によります。担当医・病棟スタッフにご相談ください。 |
| 受付時間 | 入院患者さんを対象にしています。 基本的に外来患者さん、院外からの依頼は受け付けていません。 |
| 担当科 | 腫瘍センター 緩和医療部会 |
| 担当表 | 身体症状担当医師 新井達広(消化器一般外科) 西木戸修(麻酔科) 精神症状担当医師 二宮正人(神経精神科) 緩和ケア担当看護師 見延晴美(メディカルサポートセンター) 緩和担当薬剤師 有木宏宗 篠田紘子(薬剤部) |
当院では、緩和ケアチームの診療が受けられます。
主治医、病棟看護師と共に入院中の患者さんと御家族に緩和ケアを提供します。
腫瘍センターでは、がんをより良く理解して頂くため、聖マリアンナ医科大学病院主催の市民フォーラムを開催しています。本年は乳がん、肺がんおよび大腸がんについて本病院と川崎駅前のラゾーナ川崎の2ヶ所で市民フォーラムを開催し、多数の市民の方の参加を頂きました。次回は、胃癌、婦人科がん、血液腫瘍などのがんに関するフォーラムを開催する予定です(演題未定)。開催要項が決まりましたら広報致しますので、是非ご参加のほどお願い申し上げます。なお、入場は無料です。

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