診療部門のご案内

腎泌尿器外科

最終確認日:2013/6/1

紹介・アピール

診療部長 力石 辰也(教授)


診療部長 力石 辰也(教授)

☆この度診療科名が「泌尿器科」から「腎泌尿器外科」に変更になりました。院内のプレート表示が変わりましたが、診療内容はこれまでとまったく変わりません。☆

「腎泌尿器外科」とは腎臓・尿管・膀胱・前立腺・尿道・精巣といった、尿路・性器の疾患を主として手術によって治療する診療科です。腎臓のすぐ上方にある副腎の疾患や、女性の尿失禁・腎移植なども泌尿器科で扱う分野です。一般市民の皆さんが、腎泌尿器外科という名前から連想する対象疾患と、実際に私たちが行っている診療の内容とはかなり異なっていると思われますので、特に女性の患者さんが腎泌尿器外科を受診することを恥ずかしがる必要はありません。女性医師が外来を担当している曜日もありますのでご希望の方は外来担当表をご覧ください。
腎泌尿器外科を受診して頂くのは、成人では血尿・排尿困難・頻尿・尿失禁などの症状がある時や、何らかの理由で他科の担当医が受診を勧めた時です。小児では停留精巣・尿道下裂・尿路感染症・超音波で認められる腎臓の異常などで小児科の先生が紹介して下さる時です。どのような場合でも担当医が親身になって対応致しますので安心して受診して頂ければ幸いです。
当科では原則として各学会などが作成している「診療ガイドライン」に基づいた診療を行うように心がけています。主なものは以下のとおりです。

【腫瘍(癌)関係】
前立腺がん検診ガイドライン・前立腺癌診療ガイドライン
腎がん診療ガイドライン
National Comprehensive Cancer Network: Bladder Cancer (膀胱がん・腎盂尿管がん)
National Comprehensive Cancer Network: Testicular Cancer (精巣がん)

 

【排尿・蓄尿障害】
前立腺肥大症診療ガイドライン
過活動膀胱診療ガイドライン
高齢者尿失禁ガイドライン

 

【小児】
停留精巣診療ガイドライン
夜尿症診療のガイドライン

 

【腎移植】
生体腎移植ガイドライン
日本移植学会倫理指針
アムステルダムフォーラムレポート
(腎提供者の医学的基準)

 

【その他】
苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン
終末期患者に対する輸液治療のガイドライン
泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン

 

特殊検査、処置、入院、手術のご案内

名称 所要日数(時間) 説明
【日帰り手術】
包茎
日帰り 予約の有無;有(外来) 成人真性包茎に対して、局部麻酔下での日帰り治療を行っております。
【検査】
ウロフロメトリー(尿流量測定)
10分 予約の有無;有 排尿、膀胱機能検査として行います。同時に、エコーによる残尿測定も行います。
膀胱内圧測定(Cystometry) 30分 予約の有無;有 精密膀胱機能検査として行います。
膀胱ファイバー スコピー 30分 予約の有無;有(緊急可) 硬性鏡もしくは軟性鏡を用いて、肉眼的に膀胱内部を観察します。
腎・膀胱・前立腺エコー 10分 予約の有無;無 外来にて、担当医が操作して検査いたします。泌尿器科医にとってエコーは聴診器代わりです。
前立腺針生検(10カ所法) 1泊2日 予約の有無;有(入院) 前立腺癌の早期発見を目指し、積極的に行っております。最近増加しておりますが、血尿・感染、下血をともなうため、原則として入院して頂いております。
【特殊外来】
小児泌尿器
火曜:午後 予約の方のみです。(担当医 力石・吉岡)
腎移植 木曜:午後(第2、第4週のみ)、土曜:午前 予約の方のみです。(土曜日担当医/第2週 力石、第4週 佐々木、第5週 中澤)
水・木曜日の午後は腎移植に関する相談(術前の検査など)を土曜日の午前は腎移植後の経過観察を行なっています。

研究内容

  1. 腎癌;腎細胞癌の遺伝子解析
  2. 前立腺癌;再燃癌の遺伝子治療
  3. 膀胱癌;新規腫瘍マーカーの開発
  4. 小児泌尿器学;外性器形成術の改良
  5. 腎移植;免疫制御作用薬投与プログラムの開発

取り扱っている主な疾患

腎臓泌尿器科全般を扱いますが、主な疾患は下記の通りです

慢性腎機能低下疾患 (腎移植認定施設です)
泌尿器腫瘍

  • 腎腫瘍※
  • 副腎腫瘍
  • 腎盂・尿管腫瘍※
  • 前立腺腫瘍※
  • 膀胱腫瘍※
  • 精巣腫瘍
  • その他の腫瘍

※腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創手術)を行っています。

先天性疾患

  • 小児停留精巣
  • 膀胱尿管逆流
  • 真性包茎
  • 腎盂・尿道の形成術

結石(破壊が必要な結石は近隣の施設に紹介しています。)
尿失禁
排尿障害
前立腺肥大症

主な手術および検査件数(平成24年度実績)

手術名・検査名 件数
腎移植術  
  生体腎移植 13例
泌尿器腫瘍  
  副腎腫瘍 腹腔鏡下副腎摘出術 12例
  腎腫瘍 根治的腎摘出術 (開腹) 3例
  腎腫瘍 根治的腎摘出術 (腹腔鏡下) 12例
  膀胱癌 膀胱全摘術 6例
  膀胱癌 膀胱部分切除術 0例
  膀胱癌 経尿道的膀胱腫瘍切除術 90例
  前立腺癌 前立腺全摘術 23例
  経尿道的前立腺切除術
※レーザーを用いた手術は行っておりません
12例
  結石
※体外衝撃波結石破砕術(行っておりません・他施設へご紹介いたします)
 
小児停留精巣  
  精巣固定術 14例
膀胱尿管逆流  
  膀胱尿管新吻合術 7例
形成術  
  腎盂形成術 2例
尿道下裂  
  形成術 1例
真性包茎  
  環状切除術 12例
尿失禁  
  尿失禁防止術 2例
不妊症  
  精管吻合術(行っておりません・他施設へご紹介いたします)  
更年期障害  
  (行っておりません・他施設へご紹介いたします)  
その他  
  透析シャント設置術 104例
  テンコフカテーテル留置術 4例
  尿管ステント留置 95例