平成22年 9月01日現在
特定機能病院の特徴を生かし、地域の医療機関からの紹介患者を積極的に受け入れています。治療により症状が安定した患者さんは、紹介医に治療の継続をお願いしています。
炎症性疾患から腫瘍まで幅広く皮膚疾患全体を診療していますが、特にアトピー性皮膚炎、膠原病、良性・悪性腫瘍の診療に力を入れています。整容的な面を十分に考慮した皮膚外科治療は当科の特徴の一つですが、難易度の高い手術に関しては形成外科、整形外科などと共同して行っています。
紹介患者を含め、一般外来は午前中のみの受付です。手術やレーザー希望などの方も、すべて午前の一般外来を受診して頂きます。初診は原則として講師以上が担当し、初診医がその後の経過も含めてきちんと診るようにしています。再診はすべて予約制ですが、予約がない患者さんでも来院された方はすべて診察します。午後の外来はすべて予約制の手術と専門外来です。ほとんどの外来手術は水曜日と土曜日以外の午後に行っています。入院を要する手術(全身麻酔や大きな局麻手術)は、中央手術室を利用して随時行っています。診断や治療に関して討論を要する症例は、週1回行われる臨床病理カンファレンスで、十分な討論を行います。検討により得られた情報と治療方針は患者さんにきちんと説明し、十分なインフォームド・コンセントを得ています。
[外来診療内容]
一般外来:(毎日、午前)皮膚科全般の診療を行う。また、手術、理学療法、専門外来の予約窓口となっている。
専門外来:手術(月、火、木、金の午後)、レーザー外来(火の午後)、アトピー外来(水の午後)、ピアス外来(水の午後)、腫瘍外来(金の午後)、乾癬外来(木の午後)
特殊療法(理学療法):紫外線療法(毎日)、炭酸ガスレーザー(毎日)、イオントフォレーシス(月の午後)

診療部長 相馬 良直(教授)
| 職名 | 氏名 | 専門分野 | 専門医・認定医等 |
|---|---|---|---|
| 部長(教授) | 相馬 良直 | 膠原病、アトピー性皮膚炎 | 日本皮膚科学会認定皮膚科指導医・皮膚科専門医 |
| 副部長(准教授) | 川上 民裕 | 血管炎外来、アトピー性皮膚炎 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本アレルギー学会指導医(皮膚科)・日本アレルギー学会専門医(皮膚科) |
| 主任医長(助教) | 芳賀 恒夫 | 皮膚科一般、アトピー外来、腫瘍外来 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |
| 医長(助教) | 木村 聡子 | 皮膚科一般、腫瘍外来 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |
| 医長(助教) | 堤 祐子 | 皮膚科一般、レーザー外来 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |
| 医長(助教) | 松岡 摩耶 | 皮膚科一般、乾癬外来 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |
| 医員(助教) | 山口 奈央 | 皮膚科一般、腫瘍外来 | |
| 医員(助教) | 京谷 樹子 | 皮膚科一般、乾癬外来 | |
| 医員(診療助手) | 竹内 そら | 皮膚科一般、血管炎外来 | |
| 医員(任期付助教) | 岩藤 美佳 | 皮膚科一般、レーザー外来 | |
| 医員(任期付助教) | 中野 敦子 | 皮膚科一般、腫瘍外来 | |
| 医員(任期付助教) | 宮路 貴晶 | 皮膚科一般、乾癬外来 |
| 名称 | 所要日数(時間) | 説明 |
|---|---|---|
| 直接、間接蛍光抗体法 | 7日間 | 蛍光色素を用いて免疫グロブリンや補体の沈着を検討することにより、水疱症、膠原病、血管炎などの診断、治療に役立てています。 |
| 単純、帯状疱疹直接蛍光抗体法 | 1~2時間 | 水疱底から得られたウイルス感染細胞を蛍光色素をラベルした特異抗体で染色し、確定診断を行います。 |
| ダーモスコピー | 即時 | ダーモスコピーを用いた迅速診断を行います。 |
| 紫外線療法 | 0.5~1時間 | 尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、菌状息肉症などに紫外線療法(外用、内服PUVA、narrowband UVB)を行います。 |
| イオントフォレーシス | 1時間 | イオン化した薬剤を経皮的に体内に浸透させる局所療法で、主に帯状疱疹後神経痛の疼痛緩和に用います。 |
| Qスイッチルビーレーザー | 1~2時間 | 皮膚のメラニンが増加する老人性色素斑(自費扱い)、太田母斑(保険扱い)などに有効です。 |
| 炭酸ガスレーザー | 0.5~1時間 | 種々の皮膚腫瘍に用います。 |
| フェノール法 | 0.5~1時間 | 陥入爪の根治療法として術後の疼痛や再発も少なく有効な治療法です。 |
| 皮膚良性腫瘍切除術 | ~1時間(外来)、~7日間(入院) | 外来通院にて可能な単純縫縮から、短期の入院にて中央手術室で行う皮弁形成、植皮術など、腫瘍の種類や大きさに合わせた手術が可能です。 |
| 皮膚悪性腫瘍切除術 | ~1カ月(入院) | 腫瘍拡大切除、植皮術、リンパ節郭清を、必要に応じて術前・術後の化学療法、放射線療法と組み合わせて行います。 |
当科では以下の臨床的研究を行っています。
1.メラニンを産生するメラノサイト、特に幼若なメラノサイトの分化増殖の機序を研究し、悪性黒色腫の診断、治療に応用しようとしています。
2.種々の色素異常症の病態研究を行い、その成果を治療に応用しています。
3.血管炎の病態、治療に関する臨床研究を行い、診断と治療に役立てています。
4.アトピー性皮膚炎、蕁麻疹などのアレルギー性炎症疾患については、直接治療に結び付く病態の把握、効果ある治療法の作用機序などの臨床的研究に加え、新たな治療法の開発のために基礎的研究の行っています。
5.免疫染色、電顕を駆使し、診断、治療に役立てています。
皮膚生検(192)件
パッチテスト、プリックテスト(24)件
ダーモスコピー(145)件
皮膚良性腫瘍切除術(277)件
皮膚悪性腫瘍切除術(71)件
炭酸ガスレーザー(67)件
Qスイッチ・ルビーレーザー(105)件
フェノール法(11)件
イオントフォレーシス(3)件
