診療部門のご案内

乳腺・内分泌外科

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平成22年 3月01日現在

紹介・アピール

緒方 晴樹(准教授)

 乳腺・内分泌外科は、乳癌、甲状腺癌などの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を治療しています。年間手術症例数は原発性乳癌が約420例、良性乳腺疾患が約110例と豊富な手術症例を誇っています。また、甲状腺・副甲状腺疾患も年間約20症例以上を行っています。
 原発性乳癌症例の約70%に乳房温存手術を行っています。診断には、マンモグラフィや超音波検査、当院で開発した高分解能MRIを用いています。高分解能MRI、3次元CTによる切除範囲の決定を行い、癌の範囲や進展が複雑な症例にも安全、正確に乳房温存手術を行っています。また、平成20年度は、腋窩郭清の省略を目的としたセンチネルリンパ節生検を、約280症例行いました。この手技は、腋窩郭清に伴う知覚鈍麻や上腕のリンパ浮腫を防ぐ最善の方法です。入院日数も短縮できます。また、マンモグラフィ上の石灰化のみで腫瘤を触れない症例に対して、持続吸引式の針生検装置(マンモトーム)を用いて、腫瘤非触知乳癌の早期診断を行っています。術前化学療法によって、腫瘍縮小効果が得られた症例に対して、乳房温存手術の適応を広げています。また、他病院からの紹介を含めて、再発乳癌症例に対して化学療法・内分泌療法・放射線療法を組み合わせた集学的治療を行っています。さらに、複数の治験を進行させています。

診療部長 緒方 晴樹(准教授)
診療部長 緒方 晴樹(准教授)

医師専門一覧

職名 氏名 専門分野 専門医・認定医等
部長(准教授) 緒方晴樹 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、乳癌化学療法 日本外科学会指導医、日本乳癌学会乳腺認定医、日本乳癌学会乳腺専門医、がん治療認定医
副部長(准教授) 太田智彦 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、家族性乳癌 日本外科学会指導医、日本乳癌学会乳腺認定医、日本乳癌学会乳腺専門医
副部長(講師) 矢吹由香里 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、マンモトーム 日本外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺認定医、日本消化器外科学会認定医
医長(講師) 川本久紀 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、乳癌化学療法 日本外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺認定医、日本乳癌学会乳腺専門医
医長(助教) 河原 太 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患 日本外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺認定医、日本乳癌学会乳腺専門医
医長(助教) 白 英 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患 日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医
主任医長(助教) 速水亮介 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患
医長(助教) 志茂 新 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患 日本外科学会専門医
医長(助教) 土屋恭子 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患
医員(任期付助教) 上島知子 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患 日本外科学会専門医
医員(任期付助教) 岩重玲子 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患
医員(診療助手) 小池彩華 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患
医員(診療助手) 淺川英輝 乳癌、乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患 日本外科学会専門医、がん治療認定医

外来担当表

特殊検査、処置、入院、手術のご案内

名称 所要日数(時間) 説明
マンモトーム 1時間 マンモグラフィ併用検診などで発見された、石灰化のみで腫瘤を触れない症例に対する検査。持続吸引式の針生検装置; マンモトームを用いた組織診断。生検による侵襲を大幅に軽減。
High Resolution MRI Mammography 1時間 乳腺のMRIでは、世界でも類を見ない高い精度の乳管内の評価が可能な診断方法。乳頭温存の判断が難しい症例や、非浸潤性乳管癌の診断補助、乳輪下膿瘍の評価が可能。
センチネルリンパ節生検 5日間(入院) 腋窩郭清の省略を目的。この手技は、乳癌の手術に際して行われる腋窩郭清に伴う知覚鈍麻や上腕のリンパ浮腫を軽減する最善の方法。保険適応を受けていないため、高度先端医療による臨床試験として施行中である。
乳癌手術(乳房温存術、乳房切除術) 9日間(入院) 術前検査は、全身骨シンチなどの転移検索を含め外来で行います。手術前々日または前日の入院、術後は約1~2週間で退院。外来で、後日病理結果等を検討し治療計画をたてる。
乳癌手術後同時再建術 14日間(入院) 術前検査は、全身骨シンチなどの転移検索を含め外来で行います。手術前々日または前日の入院、術後は約2週間で退院。外来で、後日病理結果等を検討し治療計画をたてる。
甲状腺手術(甲状腺癌、腺腫) 5日間(入院) 術前検査は、CTなどの転移検索を含め外来で行います。手術前々日または前日の入院、術後は約3日間で退院。外来で、後日病理結果等を検討し治療計画をたてる。
副甲状腺手術(原発性機能亢進症) 4日間(入院) 原発性機能亢進症は、代謝・内分泌内科と共同で診療にあたることが多い。手術前々日または前日の入院、または当日の転科。術後は約3日間で退院可能。小切開手術を心がけている。

研究内容

 乳腺・内分泌外科では、新しい組み合わせによる化学療法の研究として多施設共同研究に参加しています。

Face trial

「ホルモン受容体陽性かつリンパ節転移陽性の閉経後乳癌女性に対する術後補助療法としてレトロゾールとアナストロゾールを比較する非盲検、無作為化、多施設共同、第3.b相臨床試験ー製造販売後臨床試験ー」

ZD1033

「酢酸ゴセレリン投与下における閉経前乳癌患者を対象としたアナストロゾール(ZD1033)の術前及び術後投与の有効性及び安全性をタモキシフェンと比較する、多施設共同、無作為化、二重盲検、並行群間比較試験」

クレオパトラ

「前治療なしのHER2陽性転移性乳癌患者におけるPertuzumzbTrastuzumabDocetaxelとプラセボ+

TrastuzumabDocetaxelの有効性及び安全性を評価する第3.相無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験」

 


取り扱っている主な疾患

乳癌、良性乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患


主な手術および検査件数(平成20年実績)

乳癌手術症例数 433例

  乳房温存術  281例(64.9%) 


良性乳腺疾患手術症例数 108例

甲状腺・副甲状腺疾患手術症例 24例