診療部門のご案内

血液・腫瘍内科

平成22年 3月01日現在

紹介・アピール

診療部長 三浦 偉久男(教授)

1.白血病においては、私どもは全国的な血液専門施設からなる日本成人白血病研究グループ(JALSG)のメンバーであり、プロトコールの作成にも参加しております。また、骨髄バンク認定施設として骨髄移植と骨髄の採取を行っております。自家、同種造血幹細胞移植、臍帯血移植を含め100例以上の移植を行っています。新規薬剤の臨床研究にも参加しています。

2.慢性骨髄性白血病は、私どもが開発した末梢血好中球FISH法により、通常の採血で白血球数が1万以下で無症状の時期に早期診断することが可能です。これにより、慢性骨髄性白血病の分子標的療法薬を安全に投与することが可能になり、治療成績の向上が期待されます。

3.悪性リンパ腫は、血液病理医と血液内科医のコミュニケーションをとり、染色体・遺伝子変化の情報を加え、総合的に診断し、個々の患者さんに最善の治療法を選択しております。

4.骨髄腫では、最も重要な予後因子である13番染色体の異常を確認し、14番染色体の転座相手により適切な治療法を選択しています。

5.骨髄異形成症候群は、私どもの開発したFISH法により、治療効果を客観的に評価できるようになり、個々の患者さんに最も有効な治療法を選択しております。

6.このほか、各種貧血、血小板減少や白血球減少などの診断、治療を行っております。

診療部長 三浦 偉久男(教授)
診療部長 三浦 偉久男(教授)

医師専門一覧

職名 氏名 専門分野 専門医・認定医等
部長(教授) 三浦偉久男 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、造血幹細胞移植 日本内科学会認定医・指導医、日本血液学会専門医・指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、臨床細胞遺伝学認定士
医長(准教授) 高橋正知 再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、造血幹細胞移植 日本内科学会認定医・指導医、日本血液学会専門医・指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、産業医
副部長(講師) 井上靖之 造血幹細胞移植、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 日本内科学会認定医・専門医・指導医、日本血液学会専門医・指導医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医
主任医長(助教) 加藤雅之 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、造血幹細胞移植、固形腫瘍 日本内科学会認定医・指導医、日本血液学会専門医、日本呼吸器内視鏡学会専門医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本がん治療認定機構暫定教育医
医長(助教) 鈴木義則 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 日本内科学会認定医・指導医、日本がん治療認定機構暫定教育医、産業医
医長(助教) 澁谷 靖 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 日本内科学会認定医・指導医
医長(助教) 小杉成樹 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 日本内科学会認定医・専門医・指導医、日本血液学会専門医、日本臨床腫瘍学会暫定指導医
医長(助教) 齋藤 輔 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 日本内科学会認定医
医員(助教) 西尾有司 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫
診療助手 小川考平 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 日本内科学会認定医

外来担当表

特殊検査、処置、入院、手術のご案内

名称 所要日数(時間) 説明
骨髄移植(血縁者間) 12週間(状態により変わります) 急性白血病・悪性リンパ腫・再生不良性貧血が対象となります。白血球型が一致した血縁者のドナー(提供者)を全身麻酔して、骨髄から造血幹細胞を採取します。
末梢血幹細胞移植 4週間 高齢者の悪性リンパ腫・多発性骨髄腫、白血病が対象となります。血縁者のドナーの骨髄あるいは末梢血から幹細胞を採取します。
ミニ移植(血縁者間) 8週間(ドナーの方は4~5日の入院が必要です) 高齢者の悪性リンパ腫・多発性骨髄腫、白血病が対象となります。血縁者のドナーの骨髄を直接採取、あるいは末梢血から造血幹細胞を採取し、患者さまへ移植します。
骨髄採取 4日間 骨髄バンクを介した非血縁者間骨髄移植のドナーの骨髄からの採取で、採取前に種々の血液検査が必要です。

研究内容

 造血器腫瘍における染色体・遺伝子異常に関する分子細胞遺伝学的研究とその臨床応用を行っております。

1.慢性骨髄性白血病(CML)の早期診断
 健康診断で発見される全く無症状期の病態の研究。

2.フィラデルフィア(Ph)染色体陽性細胞に与えるGCSFの影響に関する研究。

3.Ph陽性リンパ性白血病が好中球FISHにより層別化可能であることを見いだし、両群の治療反応性を比較する研究。

4.染色体・遺伝子変化に基づく濾胞性リンパ腫治療の層別化に関する研究
  多数例で染色体分析を行っている経験を基に、濾胞性リンパ腫を層別化し、治療成績を検討しています。

5.骨髄異形成症候群、骨髄線維症にバルプロ酸が有用との報告があり、治療効果を検討しています。


取り扱っている主な疾患

白血病、骨髄腫、悪性リンパ腫、再生不良性貧血


主な手術および検査件数(平成20年度実績)

骨髄採取術    6件 

造血幹細胞移植(自家)    1件

造血幹細胞移植(同種)    8件