診療科・部門等一覧

放射線科

最終確認日:2017/9/1

診療科所在地

■病棟 病院本館1階

外来受付電話番号

電話番号6108

ご挨拶

副部長:三村秀文(病院教授 IVR担当)、五味弘道(特任教授 放射線治療担当)
 
 放射線科診療はスタッフ26名、後期レジデント3名(2017年4月時点)によって画像診断、IVR、放射線治療の3部門に分かれ24時間365日即対応できる体制を敷いています。
 病院内では放射線診療は病院中央部門として画像診断は臨床各科からの検査、読影、コンサルテーションに応じる形態をとっています。一方、放射線治療やIVRは放射線科が直接の患者対応窓口となって、それぞれの外来あるいは各専門領域の医師からの依頼形式で受けています。従って、臨床各科との連携は放射線科診療の柱であり、ほぼ全科と毎週あるいは隔週で症例検討会を持ち、担当スタッフと後期研修医が担当しています。また日々の症例に関しても担当スタッフ、後期研修医は各科との窓口となり問題症例のコンサルテーションに対応しています。
 病院業務組織としては画像センターおよび放射線治療センターに分かれていますが、両センターは互いに連携し毎月合同で放射線安全管理、運営会議で情報共有をしています。両センターともに放射線科医を中心に診療放射線技師、看護師、物理系職員、トランスクライバー、事務系スタッフなど多くの職種が協力し運営しています。
 画像診断部門では202,056件(以下、検査件数は平成28年度実績)の画像検査を行い、その読影レポートを速やかに提供しています。地域の先生方からも1,606件ものご依頼をいただき数日以内に報告書をお送りしてきました。現在画像およびレポートのオンライン配信サービスを徐々に広げ、地域の画像診断センターとして機能することを目指しています。画像機器は最先端の320列のMDCTが稼働し、静止画像だけでなく連続撮影によって動きの画像診断も可能となりました。残りの3台も64列以上で今後徐々に放射線被曝軽減技術を搭載していきます。MRは2台の3T-MRI装置を含め4台で可動し、近隣の先生方からのご依頼にも対応させていただき高精度の診断を行っています。当科の画像診断の最大の特徴は、全身臓器のどの領域にも対応可能な優れたスタッフによる画像診断です。また、画像診断に関する種々のご質問やご要望には、火曜日午前の教授外来で対応させていただいておりますので是非ご利用下さい。
 IVR部門は1,664件の血管系および非血管IVRを行い、血管病変の治療だけでなくがんの局所治療や緩和治療の一翼を担っています。特に大動脈瘤の血管内治療は心臓血管外科とともに新しく発足したハイブリッド心臓大動脈治療センターで行い優れた治療成績を挙げています。がん治療に関しても放射線治療や全身化学療法との組み合わせによって個々の患者さんに適した治療方法を考案しています。三村教授の就任によって難病である血管腫・血管奇形に対して特殊外来を開き全国から紹介患者さんを受ける体制を整えました。このような患者さんには放射線科病棟にて管理し、退院からその後の経過観察まで責任を持って診療しています。一方、IVRが大きな威力を発揮する大量出血などの救急患者さんに対しては外傷、術後、産科出血など原因、臓器を問わず24時間体制で対応しています。
 放射線治療の新患患者さんは年間約900症例で増加の一途をたどっています。2台のライナック(外部照射装置)で治療にあたり、最新の高精度照射の導入により前立腺癌、頭頚部癌、肺癌などの根治的照射を積極的に施行し良い成績をあげています。小線源治療装置は主として子宮癌の腔内照射に用いています。これまでならあきらめられた進行癌に対しても、放射線治療と全身化学療法の併用や、先に述べたIVRを組み合わせて低侵襲性局所療法を確立し緩和医療分野でも中心的な役割を演じ患者さんのQOL向上に貢献しています。
 放射線科職員一同は放射線診療が今日の臨床各科の高度医療を支える中核的存在であることを自覚しています。地域の患者さんにより良い診療を受けていただくための基本インフラとして機能できるように常に心がけています。これからも先端的診断・治療技術を駆使して地域医療と大学病院臨床各科に貢献していく所存です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
田中暁子

[IVR外来]
濱口真吾
西尾美佐子

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
田中暁子

[IVR外来]
濱口真吾
西尾美佐子

午後

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
田中暁子

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
田中暁子

午前

[放射線治療外来]
阿部達之
岡田幸法
田中暁子

[IVR外来]
中島康雄 部長
小徳暁生

[放射線治療外来]
阿部達之
岡田幸法
田中暁子

[IVR外来]
中島康雄 部長
小徳暁生

[血管腫・血管奇形外来]
9:00~11:00
三村秀文 副部長

午後

[放射線治療外来]
阿部達之
岡田幸法
田中暁子

[放射線治療外来]
阿部達之
岡田幸法
田中暁子

午前

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

[IVR外来]
森谷淳二
藤塚進司

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

[IVR外来]
森谷淳二
藤塚進司

午後

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

午前

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
岡田幸法
田中暁子

[血管・IVR外来]
小川普久

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
岡田幸法
田中暁子

[血管・IVR外来]
小川普久

午後

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
岡田幸法

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
岡田幸法

午前

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

午後

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

[放射線治療外来]
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

午前

[放射線治療外来]
(交替制)
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

[放射線治療外来]
(交替制)
五味弘道 副部長
阿部達之
篠崎美緒
岡田幸法

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

専門外来
表は左右にスクロールできます
名称 受付の仕方 受付時間 概要

血管腫・血管奇形外来

医療機関よりメディカルサポートセンターで予約できます。
紹介状持参で直接来院可ですが、予約優先です。

毎週火曜日
午前9:00~11:00

血管腫・血管奇形の硬化療法・塞栓術の専門外来

アイソトープ治療外来

医療機関よりメディカルサポートセンターで予約できます。
紹介状持参で直接来院可ですが、予約優先です。

毎週水曜日
午後2:00~4:00

前立腺瘤・悪性リンパ腫等のアイソトープ治療の適応について相談する専門外来

陽子線治療相談外来

陽子線相談窓口
044-977-0611にお電話ください。
上記番号から予約を取り、紹介状は必ず持参いただきます。

毎週月・木曜日
午後2:00~4:00

陽子線治療の適応について相談する専門外来

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

■IVR

中心静脈ポート留置術

手術時間:1時間、観察時間:1~2時間

血管造影室にて局所麻酔で実施します。超音波で鎖骨下もしくは肘の静脈からカテーテルを挿入し、皮下リザーバーポートを埋め込みます。術後1~2時間様子を見て問題なければ帰宅可能です。(日帰り手術)

皮下埋め込み式経皮的動注リザーバー設置術

手技時間:2~4時間、入院日数:4日以内

埋め込み術の前日または当日午前に入院し、翌日血管造影室にて局所麻酔による経皮的リザーバー埋め込み術を施行します。翌日以降、合併症がないことを確認して退院となります。

椎体圧迫骨折に対する骨セメント注入療法(経皮的椎体形成術)

手技時間:1時間、入院日数:4日以内

疼痛を伴う骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折、転移性脊椎腫瘍などに対する経皮的セメント注入療法。前日または当日午前に入院します。局所麻酔を行い、 X線透視またはCTガイドにより骨病変部を穿刺し、セメント溶剤を注入します。術後数日間の経過観察を行い、合併症がないことを確認して退院となります。

動注化学療法

手技時間:2~4時間、入院日数:2~6日間

切除不能進行癌に対し、血管造影手技により経カテーテル的に抗癌剤の動注を行います。前日または当日午前に入院します。局所麻酔を行い、血管撮影を行い腫瘍の栄養血管にカテーテルを挿入し、抗癌剤を注入します。術後数時間の安静を保ち、翌日以降、合併症がないことを確認して退院となります。

皮膚軟部組織血管奇形(静脈奇形、リンパ管奇形)に対する硬化療法

手技時間:1~2時間(日帰り)

当日朝9時に血管造影室に入室し、静脈麻酔下に経皮的治療(硬化剤の注入)を行います。
術後は、回復室で2時間安静後に帰宅となります。

皮膚軟部組織血管奇形(動静脈奇形)に対する経カテーテル的動脈塞栓術

手技時間:2時間

術前日または当日午前中に入院し、血管造影室にて局所麻酔によるカテーテル治療を行います。術後は動脈穿刺部を4~6時間圧迫止血安静を必要とし、翌日以降に退院となります。

肺動静脈奇形に対する経カテーテル的動脈塞栓術

手技時間:1~3時間 (日帰り、または1泊2日入院)

日帰り手術が可能です。血管造影室にて局所麻酔下にカテーテル治療(コイル塞栓術)を行います。術後は回復室で2時間安静後に帰宅となります。

大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術

手技時間:3~5時間

当心臓血管外科と協力して行っています。手術室で全身麻酔下に、鼠径部(足の付け根)を約5cm切開し、ステントグラフトを挿入、留置します。術後は1週間入院を必要とし、術後1週間目にCT検査で評価した後に退院となります。

画像診断

320列 Volume detector CTによる検査

5-60分

最先端の320列のMDCTが稼働しています。320列CTはその名の通り一回転(約4分の1秒)で実に320断面の画像を得ることができ、16cmの範囲にわたってvolume dataがえられます。これにより静止断面画像のみでなく動きの画像診断も可能となります。さらに放射線被曝軽減にも優れ小児のCTにも適しています。 

3.0TMRI検査

15-60分

最先端の3T-MRI装置が稼働します。3T-MRIは今までの2倍の磁場強度を使用することによりきわめて高精度の画像診断が可能となります。通常の断層画像の他の血管撮像やMRスペクトロスコピーにもすぐれています。

3次元ダイナミック造影CTによる冠動脈造影診断

検査時間:30分間

最先端画像診断の一つであり、虚血性心疾患における冠動脈の精密画像診断である。造影CT撮像後、3次元画像解析ソフトを使用し、冠動脈狭窄の診断及び病変の性状、心筋の虚血の程度など、微細構造を詳細に診断している。

3次元仮想内視鏡MRI/CT検査

手技時間:1時間

高精度CT、MRIを用いた血管、消化管などの管腔検査。3次元画像やバーチャル内視鏡などの技術を用いて、従来の血管撮影、消化管撮影などに置き換わる検査となりつつある。

乳腺腫瘍に対するマンモトーム生検

手技時間:1時間

ステレオマンモグラフィ、超音波ガイドによる吸引生検術。先端の乳癌診療には不可欠の診断手技である。

放射線治療

体幹部定位照射

治療時間:40分、回数:4~10回

主に早期肺癌に対するピンポイント照射

画像誘導3次元原体照射

治療時間:20分

CTを用いた高精度照射。主に前立腺癌に用いている。

多発骨転移に対するストロンチウム治療

治療時間:30分

有痛性多発性骨転移の除痛。

研究内容

画像診断:
・先端画像診断の医療経済に及ぼす影響。
・先端CTによる被ばく量低減
・肺気腫、拘束性肺疾患、急性呼吸不全症候群における高分解能CT診断及び機能診断
・心臓MRIによる心筋及び心機能診断
・心大血管・冠動脈・四肢血管における3D-CTによる血管造影診断
・胃・大腸疾患ヴァーチャル内視鏡画像。
・救急画像診断の有効性評価
IVR:
・種々のIVR治療のQOL評価及び医療経済効果
・球状塞栓物質による骨転移の疼痛緩和に対する有用性の評価
・進行乳癌鎖骨下動注リザーバー療法の開発
・重症産科出血に対する液体塞栓物質(NBCA)による動注塞栓術
・バルーン閉塞下NBCA塞栓術の開発
・Axial puncture法による胸腔ドレナージ法の開発
放射線治療:
・乳癌、子宮癌、頭頸部癌、膀胱癌前立腺癌の放射線治療
・切除不能進行癌に対する動注放射線併用療法
・高精度放射線治療

取り扱っている主な対象疾患

放射線治療

頭頸部癌、肺癌、乳癌、婦人科癌、前立腺癌、脳腫瘍、転移性骨腫瘍など

IVR治療

肝臓癌その他の固形腫瘍、骨粗鬆症・骨転移による圧迫骨折、大動脈瘤・腹部血管などの各種動脈瘤、肺あるいは末梢血管の動静脈瘻・各種動静脈奇形、門脈圧亢進症、外傷などの大量出血、肺血栓塞栓症、など


 ■主な手術および検査件数(平成28年度)
手術名・検査名 件数
【放射線治療】
外部照射総数 899
 乳癌 471
 肺癌 52
 食道癌 43
 女性骨盤 21
 頭頸部癌 48
 前立腺癌 59
 緩和照射 246
 その他
IMRT(前立腺・脳 2017年11月より開始) 51
SRT(肝・肺・脳) 14
小線源(子宮頸癌) 8
ストロンチウム(多発骨転移) 5
【手技】
<non-vascular>
PTCDなどの胆道系手技 19
骨セメント治療(PVP) 1
デンバーシャント 3
膿瘍などのドレナージ 79
P-TEG 12
CTガイド下生検+マーキング 51
USガイド下生検 6
<vascular>
CVポート留置・抜去、PICC 390
肝細胞癌などの動注化学療法 133
緊急止血術(術後、外傷、産科出血) 62
血管奇形硬化療法 35
リザーバー留置持続動注化学療法 4
バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO) 1
副腎静脈サンプリング 28
IVCフィルター留置術 14
経皮経肝的静脈瘤塞栓術(PTO) 1
皮下埋め込み型リザーバー鎖骨下動注化学療法(RESAIC) 0
肺動静脈奇形の塞栓術 6
胸部・腹部大動脈ステントグラフト内挿術 82
腹部大動脈ステントグラフト内挿術前の内腸骨動脈瘤塞栓 5
内臓動脈瘤の塞栓 17
動静脈奇形塞栓術(肺以外) 4
エンドリーク塞栓術 7
子宮筋腫動脈塞栓術(UAE) 2
シャントPTA 21
血管造影・CTAP/CTHA 30
チューブ造影・抜去・交換 49
その他 75
IVR総件数 1,111
【検査】
マルチスライスCT 47,645
心臓・冠動脈CT 769
消化管仮想内視鏡CT 169
1.5T以上のMRI 16,629
MRS 252
乳腺MRI 2
乳腺MRI(implant) 105
心臓MRI 245
透視 6,561
単純写真 117,038
マンモグラフィ 5,250

日本インターベンショナルラジオロジー学会(以下IVR学会)における症例登録データベースを用いた医学系研究に対するご協力のお願い

 このたび当院では、IVR(画像下治療)を受けられた患者さんの情報を用いた下記の医学系研究を、倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
 この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。
 本研究への協力を望まれない患者さんは、下記に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。

お問い合せ先
聖マリアンナ医科大学病院 放射線科  濱口真吾
連絡先: 044-977-8111(代表)

日本インターベンショナルラジオロジー学会(以下IVR学会)における症例登録データベースを用いた医学系研究に対するご協力のお願い