診療科・部門等一覧

形成外科

最終確認日:2017/9/1

診療科所在地

■病棟 病院本館7階北
■外来 病院本館3階

外来受付電話番号

電話番号6400

ご挨拶

 形成外科は体表面の先天性あるいは後天性のあらゆる変形を治療する科です。聖マリアンナ医科大学形成外科学教室は1971年に開設し、日本の大学の中では有数の40年以上の歴史を誇ります。この間、臨床・研究面で多くの実績を残して来ましたが、特に日本で初めて成功させた培養表皮移植の技術では、日本のリーダー的な役割をはたし、多くの症例を治療してきました。現在も、創傷治癒・再生医療に関して多くの研究を行っており、日本のトップランナーとして活躍しています。
 2013年4月に私が当教室の第4代教授に就任し、当教室は新しいスタートを切りました。私たちは頭頸部再建や乳房再建などにおいて日本でトップレベルの技術を持ち、患者の皆様のQOL向上のため、より安全でより美しい結果を求めて多くの手術を行っています。また、顔面や体表面の先天異常に対する治療でも、これまでより良い結果の得られる新しい治療法を開発し、国内外の学会で報告しています。患者の立場に立って、できるだけきれいに治すことを目標に、日々治療を行っています。この他、顔面外傷・骨折や、熱傷、腫瘍切除後の瘢痕や変形の治療も多く行っています。
 わたしたちは、今後も「自他相愛」の精神で、多くの患者の皆様に喜ばれますよう、教室員が一丸となって、診療・研究に努力して参ります。


外来担当表
表は左右にスクロールできます
初診外来 再診外来 専門外来
午前

梶川明義 部長
関 征央
武内嵩幸(PRP)

午後

[外来手術]

午前

相原正記 副部長
武内嵩幸
髙田女里

午後

[外来手術]

午前

梶川明義 部長
菅谷文人

午後

[外来手術]

午前

相原正記 副部長
宮野竜太朗
藏薗侑人

午後

[外来手術]

午前

林 京子
関 征央

午後

[外来手術]

[リンパ浮腫外来]
関 征央

午前

交替制

午後
※都合により変更になる場合があります。

午後は原則再診のみ(予約制)
( )内の数字は第何週目かを示す

特殊検査・処置・入院・手術のご案内
名称 所要日数(時間) 説明

自家組織による乳房再建

2~3週間

腹直筋皮弁や広背筋皮弁を移植して乳房を再建します。当院の再建術は胸にパッチワーク状瘢痕を残しません。健康保険の適応です。

インプラントによる乳房再建

1週間

エキスパンダーで伸展した大胸筋下にインプラントを挿入して乳房を再建します。健康保険の適応です。

眼瞼下垂症手術

通院数回または入院

両眼手術の場合、筋膜吊り上げ術の場合は入院治療となります。

皮膚悪性腫瘍切除術

数日~1カ月

切除範囲に応じて、植皮、皮弁、血管柄付遊離皮弁(マイクロサージャリー)などの再建法を選択し、術後変形を最小限にするよう配慮しています。

皮膚良性腫瘍切除術

通院数回または入院

粉瘤、色素性母斑(ほくろ)などの小手術は外来通院で、脂肪腫など大きな腫瘍は入院手術で治療します。

指・趾先天異常

2週間前後

生後一歳頃に指趾の形成手術を行います。

唇顎口蓋裂

1~2週間

3カ月時に口唇形成、1才半に口蓋形成術、以降適宜2次修正術を行います。言語療法、歯列矯正についての御相談も受けています。

小耳症形成術

1~2週間

7~8才ごろ助軟骨を使って耳介に形態を再建し、6~12ヶ月後に耳介挙上術を行います。その他の耳の変形の治療も行っています。

培養表皮移植

約1カ月

重症熱傷、熱傷瘢痕、巨大色素性母斑、尋常性白斑、刺青などの皮膚表在性疾患を行ってます。術前2~3週間前に外来で2cm×2cm大の分層表皮を採取し培養し、入院後移植手術を行います。

陥入爪手術

1時間/通院数回

VHO法・フェノール法・鬼塚法を適宜選択し、根治性、整容面両面に配慮した治療を行っています

腋臭症(わきが)手術

約10日

剪除吸引法を採用しています。保険診療で対応していますが、血腫予防のため原則入院治療としています。

レーザー治療

30分/通院数回

Q switch Ruby Laserにより顔面の色素斑、色素沈着などを治療しております。疾患の種類により自費診療となることがあります。

研究内容

 1 9 8 5年、日本で最初に自家培養表皮移植に成功し、以降今日までに600例以上の症例を治療してきました。症例の内容としては、全身熱傷、熱傷後の瘢痕、広範な色素性母斑、白斑、刺青などがあります。
 また、主として外来で同種培養表皮移植による熱傷創の治療も行ってきました。培養表皮を用いての治療はまだ全国の病院で一般的に行われているものではなく、より高いレベルの培養表皮医療の提供を目指すために、当科では培養表皮 によるティッシュ・エンジニアリング技術の開発に最も力を入れています。そのほか、再生医療技術をもとにした多血小板血漿(PRP)による難治性潰瘍の治療にも取り組み、先進医療の認定も受けております。

取り扱っている主な対象疾患

先天異常(口唇・口蓋裂、小耳症、臍ヘルニア、多指症、合指症など)
頭頸部再建、乳房再建、胸壁・腹壁再建
顔面外傷、熱傷、皮膚腫瘍、母斑
難治性潰瘍、瘢痕、ケロイド
眼瞼下垂、腋臭症、陥入爪など


 ■主な手術および検査件数(平成28年度実績)
手術名・検査名 件数
外来手術 336件
入院手術 332件
合計 668件