診療情報

当院での新しい妊婦健診についてお知らせ

 当院産婦人科では、より良い安全な妊娠・分娩管理を行うことと、外来での待ち時間短縮を目的に、新しい妊婦健診システムを行うこととしました。

主な変更点は、以下です。
  1. 当院で分娩を行う妊婦さんは、妊娠初期(妊娠12-13週ごろ希望者)と妊娠中期(妊娠20週ごろ全員)に精密超音波検査を施行し赤ちゃんの異常のチェックや分娩のリスクを評価します。
  2. 助産師外来を増設し、その時期にあった保健指導に力を入れます。

 多くの妊婦さんを受け入れて、安全に妊娠・分娩管理を行うためには、毎回同様な健診を行うことよりも、重要なチェックポイントを設け、そこでは時間をかけて観察する健診であるほうが、母体・胎児の異常発見に有用であると考えられています。そのため、当院で行う精密超音波外来では、通常よりも時間をかけて詳細な確認を行います。
 しかし、それを効率よく実現するためには、全ての健診を単独の医師で行うことは困難であり、周産期専門医、超音波専門医、遺伝専門医、助産師、臨床検査技師などとの協働が必要不可欠です。このような方法は、海外では普通に行われている方法ですが、すすんだ健診を行うために必要な方法であり、日本の中では他の病院に先駆けた健診方法であります。
 種々の合併症などによって妊婦さんごとに妊娠中や分娩中のリスクは異なります。当院では、そのリスク評価・分類と管理に重点をおいて妊婦さんと赤ちゃんを守ります。
具体的には図示したように、一般健診の他に、精密超音波外来を受診していただくこと、比較的落ち着いている時期には助産師主導で、時間をかけてその時期にあった妊婦健診を受診していただきます(助産師外来の受診日であっても、なにか異常がある場合は医師が診察します)。
 私たちは、これらの方法によって、すべての妊婦さんにより確実な周産期管理ができるとともに、待ち時間緩和などの利便性にも繋がると考えています。何卒、ご理解頂きたくお願い申し上げます。