当院について

臨床研究への取り組み

「臨床研究」とは?

医療における予防方法、診断方法や治療方法の改善、疾病の原因や病態の解明、人々の生活の向上のため、実施される医学系研究を臨床研究といいます。薬や医療機器など、病気の予防・診断・治療に関わるいろいろな医療手段について、その有効性や安全性を確かめたり、複数の治療方法の優劣を見極めたりすることを主目的として行われます。現在の診断や治療方法、高度な医療技術は、長い期間をかけて進歩・発展してきています。このような医療の進歩や発展のためには多くの研究が必要ですが、その中には、健康な方々や患者さんにご協力いただいて実施しなければならないものもあります。臨床研究は、患者さん方々のご理解とご協力によって成り立つものです。

医療の進歩や発展のために、患者さんにご理解を頂きたいこと

当院では、病気の経過や原因を明らかにし、治療方法を改善するために多くの臨床研究が行われています。それらの研究では、日常診療で得られた患者さんの診療情報を使わせていただくことがあります。
臨床研究を行う場合は、患者さんの同意を得た上で研究を行うことが原則ですが、過去の通常診療で得られた情報を使用する研究(後向き臨床研究)は、厚生労働省の定めた「臨床研究に関する倫理指針」(平成 20 年 7 月 31 日改正)では「患者さんから同意を受けることを必ずしも必要としない」とされております。
このことを踏まえて、当院で実施する後向き臨床研究では、患者さんのカルテに記載している通常診療に付随する診療情報について、同意が無い場合でも、研究に使用させていただきます。ただし、当院で行っています臨床研究は、すべて生命倫理委員会において厳正な審査の上、承認されたもののみであり、研究結果の公表にあたっては、個人を特定できる全ての情報を伏せて、どなたの診療情報か分からなくしています。
なお、臨床研究には、「後向き研究」と「前向き研究」の 2 種類があり、後者は診療行為の中で、臨床研究に必要な試料を研究目的のために入手することから、今後の診療への影響を踏まえて「患者さんに研究内容を十分説明した後に同意を得る」従来のルール通りに行います。
また、これらの臨床研究は、当院のホームページ上で公開していますので、個々の研究内容についてはホームページをご覧下さい。
ご自身の診療データを研究に使用して欲しくないという場合は、その旨お申し出下さい(※)。その場合は、申し出のあった患者さんの診療情報を除外した上で、研究を行います。また、拒否された場合でも診療上の不利益を受けることは全くありません。
私達は、より良い医療を提供するために研究を行っています。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。


診療情報の使用を望まない場合の申し出窓口 大学病院本館2階 医事課 8番(諸法)窓口
内容についてのご質問 大学院・研究推進課 内線 2124、2125、2126

関連リンク

通常診療により得られた診療情報を用いる観察研究についての説明及び研究一覧