研修・大学院

多方面で活躍されている耳鼻咽喉科先輩の声

マリアンナでの経験が開業した今も役立っています

及川 貴生先生      平成16年 聖マリアンナ医科大学卒業

平成16年 聖マリアンナ医科大学卒業

【現在】

たま耳鼻咽喉科 院長 

 

 現在は平成244月から、大学から近隣の川崎市多摩区登戸で[たま耳鼻咽喉科]を開院し診療を行っております。また、聖マリアンナ医科大学病院本院と川崎市立多摩病院の登録医として、休診日である水曜日の午後は引き続き学生教育を担当させていただいております。
 母校の近隣で開院できたメリットは何といってもスムーズな医療連携にあります。入院や手術が必要な患者様は速やかに受け入れていただけますし、必ずしも大学病院や総合病院でのfollowが必要ない患者様は逆紹介していただいており、それぞれの医療機関が地域医療において適切な役割が果たせていると思っています。
耳鼻咽喉科の外来診療と一言でいっても多岐に渡ります。当院では、耳鼻咽喉科一般外来の他に私の専門が耳鼻咽喉科の中で頭頸部腫瘍、つまり喉頭癌や甲状腺癌等であったため、一般耳鼻咽喉科クリニックではあまり行っていない超音波を用いての頭頸癌の検診・スクリーニングを行っています。その他、睡眠時無呼吸症候群の診断・治療や補聴器相談、アレルギー性鼻炎のレーザー手術等も行っています。
耳鼻咽喉科の良さを一言で説明することは難しいですが、いくつか例を挙げるとすれば、手術、外来診療を含めて手技が多い、聴覚・味覚・嗅覚と感覚器が集中している、外来診療の経験を身につけやすい、中耳炎を中心とした小児疾患も多く経験できる、頭頸部癌の領域を経験することで癌の診断・治療、オピオイドの管理や終末期のケアまで全人的医療も経験することができる、等たくさんあります。
自分の卒業年度は初期臨床研修制度の初年度でした。現在の研修制度では、トータルのプライマリーケアの習得が求められ、かつその後の見直しでその後の専門医の重要性も強調されてきています。マッチング導入当初は色々議論のある制度でしたが、自分としては聖マリアンナ医科大学で2年間の初期臨床研修プログラムを受けて本当に良かったと思っています。各科でいい症例を経験させていただきましたし、夜間救急の初診医も経験できたことから、最低限のプライマリーケアを身につけることができたからです。
それをふまえて耳鼻咽喉科に入局し、主に頭頸部癌を中心に診療に携わってきましたが、大学や地域の総合病気で働くと、やはりプライマリーの重要性と同じ位に、各専門科の専門というものの重要性を実感させられました。
 現在の耳鼻咽喉科の医局の雰囲気も素晴らしく、臨床・研究・教育の環境が整っていると思います。今、学生の皆さんが、マッチングでマリアンナ系列の病院での研修が決まったならば、1ヶ月でいいので是非、耳鼻咽喉科で研修してみて下さい。何かしら耳鼻咽喉科の楽しさ、やりがい等が伝わると思います。

本気で宇宙飛行士を目指していたら耳鼻科医に

北島 明美先生(旧姓:杉田)    平成12年 聖マリアンナ医科大学卒業

 平成12年 聖マリアンナ医科大学卒業  同大学病院 神経内科へ入局

平成14年 同大学病院 耳鼻咽喉科へ入局

【現在】

聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科(登録医兼研究員)

北島耳鼻咽喉科医院(東京都練馬区)
 

 私が医師になったのは、宇宙飛行士を本気で目指していたからです。突然このような言葉で始めると驚かれるかもしれませんが、私は小学生の頃から宇宙のことを調べる研究者になるのが夢でした。宇宙医学と関連の深い耳鼻咽喉科に入局させて頂いてからは、めまい・平衡を専門とし、現在も研究に携わっております。耳鼻咽喉科の網羅する範囲は多岐に渡ります。そしてめまいの分野もまだまだ解明されていないことがあります。患者さんを診察していると、「なぜこのような症状が出るのだろう?」「どうしてこうなるのだろう?」

 「もっとよい治療法はないだろうか?」などと次々と疑問が湧いてきます。そのような時は、その疑問をそのままにしていても何にも解決につながりませんから、過去の文献を調べます。それでも答えが見つからない場合は、自分で研究して答えを導きだすしかありません。それが、自分の医師としての成長にも繋がりますし、患者さんにも、より納得できる診療を還元できることにもなります。それは医師としての義務でもあると思います。教科書に載っていることが全て正しいとは限らないことが、実際に働いてみてよく分かりました。耳鼻咽喉科では、様々な分野での仕事および勉強ができますから、とてもやりがいのある科だと思います。

 現在私は二児の母ですが、大学病院での研究や学会発表、論文執筆に関わらせて頂き、大学の皆様には大変感謝をしております。現在自分にできることを、できる形で努力して参りたいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。