各部門の紹介

救命救急センター  救急画像診断(Emergency Radiology)

マルチスライスCTなど画像診断機器の急速な進歩は、救急医療における画像診断の重要性をさらに高め、その結果、救急医療における放射線科医の役割が、従来にも増して強く認識されるようになってきています。また、IVRによる低侵襲治療に対するニーズの高さも、救急医療において放射線科医が強く求められる、重要な要因の一つであることは言うまでもありません。

聖マリアンナ医科大学病院では、救命救急センターに2名の放射線科専門医が常駐し、救急部門をローテートする放射線科レジデントとともに、準夜、深夜、日勤のすべての時間帯において救急医からの様々な要請に応えられる体制をとっています。

主な診療内容

1次から3次救急までの幅広い救急疾患を取り扱う救命救急センターER外来の画像診断、ICU・集中治療領域の画像診断と、救急専門医からのあらゆるコンサルテーションに対する対応で、単純撮影からCT、MRI、血管撮影に至る全領域、全てのモダリティの診断を行っています。特に、単純X線診断やCT診断から、緊急MRIや緊急IVRの適応判断、施行に至るまでの一連の対応を、常に救急専門の放射線科医が迅速に行っているのが、最大の特徴と言えます。また、緊急IVRは、放射線科IVRチームとの連携により、多発外傷や胸腹部救急疾患を主体とした様々な重症患者さんに対して施行されています。

 

診療対象

年間3000台以上の救急車で来院される患者さんを中心に、ER外来における骨折や急性腹症などを含めたあらゆるcommon diseaseから、多発外傷、敗血症、ショック、急性呼吸不全などの重篤な病態に至るまで、多岐にわたっています。ほとんどの救急疾患の診断から治療方針決定に至るプロセスでは、放射線科医と救急専門医や各科専門医との合議に基づいて、最適な治療選択が行われています。 毎朝の救命救急センターカンファレンスや救命救急症例検討会、や救急部のミニレクチャーなどを中心に、常に救急専門医や各科専門医との積極的な意見・情報交換が行われています。また、週一回、放射線科レジデントを対象として、指導医による最新の救急症例呈示や、あらゆる救急放射線診療に関するミニレクチャーも行われ、放射線科レジデントは常に最新の救急放射線診療と接する環境に置かれています。 臨床研究に関しては、2005年現在、外傷におけるCT所見を基準とした臓器損傷分類に関する研究や、重症呼吸不全(ARDS)の画像診断と治療に関する研究などが行われており、放射線医学関連の学会のみならず、救急医学会や外傷学会など救急医学関連の学会・研究会などにも積極的に関与し、指導的立場で活動を行っています。

放射線医学講座では、救急放射線領域の研修を希望される医師を募集します。原則的には、初期臨床研修終了後の、卒後3~6年目程度までの放射線科医または救急医を対象とします。 研修期間は、6ヶ月から最長2年程度までで、原則は放射線科の任期付助手の立場で勤務して頂きます。

研修内容は、単純撮影からMRIまでの救急画像診断と救急領域を含む IVR手技全般の修得が中心となりますが、希望により放射線診療の全域にわたり研修することも可能です。過去にはすでに複数の施設から、救急医の研修受け入れを行っています。個々についての詳しい研修体制については、別途に相談可能です。

 

救急放射線の研修希望に関する詳しいお問い合わせは、松本純一(docjun0517@gmail.com)までお願い致します。